コラム

エピクテトス①自由に至る唯一の道は「我々次第でないもの」を軽く見る事だ

奴隷の哲学者エピクテトス

ストア哲学の一人である奴隷の哲学者エピクテトス先生。

ストア派の基本的な考えは、「我々次第であるもの」と「我々次第でないもの」の境界を正確に見極めて、自分の裁量の範囲内にある物事にだけ、自分の欲望の対象を限定する事である。

エピクテトスの自由とは、周りの人がやっているから、テレビで一般的な生活とは、などの情報に振りまわれず、自分で行動できる範囲を見極めて、自己決定する事である。

我々次第であるもの

自分の判断、意欲、欲望や忌避、行動、努力、能力、好き嫌いなど、およそ自分の心や感覚によるもの

我々次第でないもの

名誉、財産、名声、権力、他人など、努力すれば手に入れられると思われているが、運や縁や状況など不確実性が高いものであるので、我々次第でないものに分類されます。

「我々次第でないもの」を軽く見る事

テレビやYOUTUBEを見ていると、セレブ生活をみたり、自分より優れているものを見る事がよくあると思います。そして、自分に無いものがあり、嫉妬やそれを求めて努力したりします。
それを目標として我々次第であるものに目を向け行動する事は良いです。ただ地位や名誉、彼女が欲しいなど自分の裁量でどうにかならないものを求めると、競争で精神をすり減らしたり、他人の成功や繁栄を見て嫉妬したり、手に入れたとしても、その維持にとてもストレスがかかったりします。

やるべき事は我々次第であるものに目を向け行動する

勉強したり、友達とどう関わるのか、自分がどうありたい姿なのか、社会でどう関わっていきたいのか、自分の意志で行動に直結するものに集中することが大事です。

病気や環境など、我々次第で無いものを軽くみて、その状況から自分がどう行動したいのかに集中する事で、何にも囚われず自由になるとエピクテトス先生は語っています。

まとめ

自分と周りの我々次第であるもの、ないものを見極めて、行動すると余計なストレスをかかる事が無くなるので、病気にもなりづらくなり、楽しく過ごせると思います。

ちょっと時間を作って、我々次第であるもの、ないものを考えてみてみてはいかがでしょうか

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