骨折をした際の骨がくっつくまでの期間を座学では、Gurltの骨癒合やColdwellの骨癒合で学びます。
Gurltの骨癒合は最短で治るとしたらの目安でColdwellの骨癒合は現実的に近い幅がある治療目安期間になります。
近代では、骨癒合の判断が多めに設定しているところもある。
骨癒合に掛かる期間の目安を確認してみようと思います。
Gurlt、Coldwellの骨癒合
部位 | Gurlt | Coldwell | |||
仮骨出現 | 骨癒合まで(累計) | 機能回復まで(累計) | |||
指骨 | 2週 | 2〜3週 | 3〜6週 | 6週 | |
中手骨 | 2週 | 2〜3週 | 3〜6週 | 6週 | |
中足骨 | 2週 | 2〜3週 | 3〜6週 | 6週 | |
肋骨 | 3週 | ||||
橈・尺骨 | 骨幹部 | 5週 | 3週 | 6〜8週 | 10〜12週 |
肘関節内 | 5週 | 3週 | 5週 | 12〜14週 | |
手関節内 | 5週 | 3週 | 6週 | 7〜8週 | |
鎖骨 | 4週 | ||||
上腕骨 | 下端部 | 2〜4週 | 6週 | 8週 | |
骨幹部 | 6週 | 2〜4週 | 6週 | 8週 | |
上端部 | 7週 | 2〜4週 | 6週 | 8〜12週 | |
骨盤 | 4週 | 8週 | 8〜16週 | ||
大腿骨 | 頚部 | 12週 | 12週 | 24週 | 60週 |
転子間部 | 4週 | 12週 | 16週 | ||
骨幹部 | 8週 | 6週 | 12週 | 14週 | |
顆上部 | 6週 | 12週 | 14週 | ||
膝蓋骨 | 6週 | 6週 | 6〜12週 | ||
脛・腓骨 | 膝関節内 | 7〜8週 | 6週 | 6週 | 14週 |
骨幹部 | 7〜8週 | 4週 | 6週 | 12週 | |
足関節内 | 7〜8週 | 6週 | 6週 | 12週 | |
踵骨 | 6週 | 8週 | 12〜14週 |
最近の傾向
医療に慎重の傾向が強く、骨癒合の判断が、Coldwellの倍近く固定を要する事もある。
糖尿病や高血圧、その他の病気や年齢や体質によって治療期間は大きく変わる事は間違いないが、それに該当しない健常者ではだいたいColdwellのように行くと思います。
また、かえって安静と言う言葉から、ギプス固定で長期間に動かす量が少ないとかえって血流が悪くなり治療期間が長くなる事に繋がる事もある。
リハビリの開始時期は難しい判断になりそうです。
個人的な見解
リハビリに関しては、痛みの無い範囲で動かすのはありかなと思います。
ただ、自己判断よりは先生にここまで動かしても痛くないを伝えてリハビリする事を共有する事が大事だと思います。
軽い痛みはかえって、発痛物質が出て血流が良くなりより早く改善する可能性もあると思われます。
無理のない範囲で早期リハビリをしていきたいものです。
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きのした鍼灸接骨院
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