こんにちは!
今回のテーマは「陸上選手の上半身を鍛える意味!」についてです。
何だか、陸上で走る競技をしていて、足は鍛えるけど上半身はそんなに鍛えなくて良いんだと部活動の子が言っていまして、そんなことないんだよって事を説明していきます。
下半身だけ強化しても、無駄にならないため、上半身の重要性について説明していきます。
手っ取り早く、上半身の重要性を理解する方法は
「もも上げ」です。
腕を振らないでもも上げするのと、腕を振ってもも上げしてもらいます。
普通の人なら、腕を振った方が早く出来るはずです。
(忍者は多分腕振らなくても早いかも)
腕を振った反動の勢いが足に伝える事が出来るので強く、早く足を動かせるようになります。
一回試しにやってみてください!
① 腕
足の筋力約全体の70%
足の力だけ鍛えてしまい、腕の筋力が弱いと
・バランスが取れない
・腕の振りによる運動力学を使用できない。
などで、力のロスが生まれてしまいます。
足を上げる動作をすると必ず骨盤の回旋が起きます。
この回旋を抑えられないと前に運動をうまく伝えられないので、早くなりにくいです。
また、腕の振る力と反作用で下に力が働き、その力を足でうまく蹴る事で、勢いが増します。
プールの中で腕を下から上げようとすると下に動きますよね?
上げる勢いよくが強い人は、より下に下がります。
陸上でも空気がありますので、水より感じにくいですが、抵抗がありますのでそれを利用するにも腕の筋力、振り幅が必要です。
② 体幹
通常の体幹は画像のように衝撃を逃がす構造になっています。
体の負担を減らすための構造になっているのですが、早く走るには衝撃を後ろに逃がしてしまっては前への推進力が低下しますので、早く走れません。
必ず前に走るという事は空気抵抗で前に走る分だけ後ろに力がかかります。
腹筋と背筋に力を入れる事によって
・体幹を安定化
・体幹の回旋を防ぐ
・後ろ向きの力を減らす事が出来る。
凄く重要な働きがあります。
体幹の安定や回旋が生まれると、腕の振りや足の力がうまく連動出来ず、最大限に生かす事が出来ません。
サッカーや陸上競技はあまり上半身使わないイメージはあると思いますが、これだけ上半身も重要です!
競技力をアップさせるためには、限界突破はしないといけませんので、一ミリでも動かないまで使って、しっかり休んで限界突破を繰り返す事で個人の能力が上がりますので、ギリギリまで追い込んでみてはいかがでしょうか?
ただし、オーバーワークになると能力が下がりますので、1週間単位で総負荷が上がっているのか、変わらないのか、下がっているのか確認して、下がっていたら一回休んでくださいませ。
オーバーワークは怪我の原因になりますので、マッサージや、趣味に時間を使ってリラックスして回復力を高めていきたいところですね。