こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「人に親切にされるのが嫌だ!という問題について」です。
私は、人からプレゼントを貰ったり、良いことをされるのが苦手です。
なぜなら、何かお返ししないといけないとそわそわしてしまうからです。
そこで、人の心理に関する面白い研究がありますのでご紹介致します。
相手の好意を受け取れないのは互恵不安症
中山大学では他人の親切で居心地が悪くなってしまう状況を「互恵不安」と名づけ、11問から構成された質問集を数百人に答えてもらい統計を取りました。
その結果
- 嫌がる人は「他人に借りを作りたくない」という気持ちから生まれている
- 全体のうち18%の人に互恵不安が確認された
- 嫌な人はお店のクーポン券すら嫌がった。
ようです。
研究チームは、この現象を「社会不安の一種」だと考えており、とにかく他人に迷惑をかけたくない気持ちが強すぎて、「自分だけが親切にしてもらうのはヤバい!」って感覚が生まれるんだそうです。
心理学的にはこれを返報性の法則っていいますね。
私も「お返しどうしようとか」、「何上げればいいんだー」、「渡したもので喜んでくれるのか不安」、「相手は何を望んでいるのか分からん」など負のスパイラルに入って何も手つかずになってしまう事がありますので私は互恵不安なのかも知れませんね。
振り返るに、相手に過度な期待をしてしまう傾向にあり、私がプレゼントしたら何かしてくれるのかな?って思っているからこそ、相手もそう思っているに違いないと思考のバイアスが入っているかも知れませんね。
本の「悪魔とのおしゃべり」を読み始めたのですが、期待しているから、不安や怒りが生まれて来るんだと書いてありました。
自分がしたい事を、相手にしてあげるそれだけで良いのかも知れませんね。
まとめ
他人から親切にされると嫌だからと断るのではなく、好意をそのまま受け取る方が良いみたいです。
多くのデータでは相手の親切を喜んで受けた方が良いし、お願いごとをした方が好かれるという結果がありますので、お互いに「WinーWin」の関係が作れるようにした方が良いですね。
私は自分勝手に進めるのが得意なので、ちょっと見直さないといけないなっと感じました。
ただ、営業関係のはあまり受け取らない方が良いのでそこら辺はラインを引いてお断りする方が良いですよ。
「スーパーの試食したから一個買っちゃおう」とか「営業が来て話を聞かせてもらいプレゼント貰った、その後その会社の商品を購入」など、心理戦略ですからお気をつけ下さいませ。