こんにちは!
今回のテーマは「怪我を早く治すための食べ物」についてです。
怪我の回復には基本的には痛みの個所に対して安静と血流増進させて、回復を促すの事が重要となります。
しかし、血流増進させても治るための栄養がないと怪我の回復が遅れてしまいます。
そこで、怪我の回復を阻害する要因と摂る事で早く治る可能性がある食べ物について説明致します。
怪我の回復に対して体の炎症レベルが高いと治りがどうしても悪くなってしまいます。
以下の中で当てはまるものがあれば、それを取り除く事も回復を早める要因となります。
【EPA・DHA】
オメガ3系脂肪酸は、抗炎症作用、筋活動、血液凝固、消化、生殖能力、細胞の分裂および成長など多くの身体機能にとって重要です。
オメガ3の一部は、脂肪の多い魚(サバや鮭など)や貝類・甲殻類などの食品に含まれています。
オメガ6系が多くなると炎症が強くなり怪我の回復が遅くなりますが、オメガ3系脂肪酸は怪我の回復を早める可能性があります。
目安量:週2回 サバ缶や鮭を200g
【タンパク質】
働き: 筋肉や皮膚、血管などを作る材料
細胞は28~50日(表層は14日前後)で生まれ変わると言われていますが、組織の材料であるタンパク質が不足していたらより時間がかかります。
目安量:体重×1.6~2.4g
《タンパク質を多く含む食材》
・卵、肉類、魚貝類(イカやカニなども含む)
・大豆類(加工食品は豆腐、厚揚げ、がんもどき、高野豆腐、おから、納豆、湯葉、きなこなど)
【鉄】
働き:出血で失う血を補い、傷の修復に必要な酸素を運ぶ
不足すると爪が白っぽくなる、薄くなる、息が上がりやすくなることがあります。鉄分は出血以外にも汗として一緒に流れ出るので、汗をよくかく夏場は不足しやすい栄養素の1つでもあります。
《鉄を多く含む食材》
・魚類(特にイワシ、ししゃも、サンマ、カツオ、マグロ、イワシ、鮭)、肉類(特にレバー類)、納豆、ひじき
【ビタミンA】
働き:傷口の粘膜の強化&組織の新陳代謝(ターンオーバー)の促進。
上記の他、目の疲れにも効くと言われるビタミンA。不足すると肌がカサカサ(乾燥)したり、目の疲れなどが起こりえます。経験則ですが、ビタミンAの不足は肌に表れやすいと感じます。
《ビタミンAを多く含む食材》
モロヘイヤ、明日葉、ほうれん草、小松菜、春菊、ニラ、大根やかぶの葉、人参、トマト、かぼちゃ
【ビタミンC】
働き:組織の構成成分・コラーゲンの形成
ビタミンCは組織の構成成分・コラーゲンの形成に関与します。身体にため込むことが難しいので、毎日の食事からの摂取が重要なビタミンです。
《ビタミンCを多く含む食材》
果物類、ピーマン類、ブロッコリー、キャベツ、ゴーヤ
【ビタミンE】
働き:皮膚の抵抗力を高める
ビタミンEはナッツに多く含まれますが、よく噛むことを心掛けて下さい。怪我をしている時は胃腸の消化機能が低下することも多いので、あまり消化の良くないナッツはよく噛み、消化器への負担を減らすことがポイントです。
《ビタミンEを多く含む食材》
オリーブ、ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)、大根の葉
怪我の回復を阻害する要因があると治療期間が伸びてしまう可能性があります。
なので、回復を阻害する要因を取り除きつつ、回復をしやすい栄養をしっかり食べて回復を促すと良いです。
痛みは辛いものですので、早く治すように努めていきましょう!