こんにちは!
今回のテーマは「歯も全身の状態を知るための指標のひとつかもなって思った。」です。
前回のコラムの続きになりますが、ざっくりと全体的に読んで歯は大事だなと思いました。
その中で、個人的に面白いなぁと感じた事をピックアップして簡略的に伝えていきます。
歯が痛くて歯医者に行くと、レントゲンを撮って虫歯の位置を特定して治療します。
これが悪い事では無いのですが、実際に歯を削ったら元の状態に戻りません。
歯医者での治療は基本的に対処療法しか出来ないので仕方がありませんが、実際に歯の再石灰化する事が分かっているので、昔みたいに「虫歯が出来たら治らない」ってのは無いようです。
虫歯の原因は、生活習慣の乱れにより、唾液の量が少ないもしくは、唾液のPH低い事で、虫歯菌が繫殖して歯を壊していくようです。
もし、生活習慣の乱れを直して痛みが取れれば、まだ歯医者に行く必要はないのかもしれないと著者は言っています。
また、
2009年の論文(1)。被験者に対して、絶対に4週間だけ歯を磨かないでくれ!とお願いしたオモシロ実験でして、このとき同時に小麦を食べないようにしてもらったんですね。
その結果は非常に興味深いもので、なんと虫歯ができなかったどころか、歯ぐきの出血や歯周ポケットまで改善しちゃったというから凄い。なんでも、歯垢そのものは見つかったものの、そこに毒性の強いバクテリアがいなかったのが原因らしい。どうも、穀物には、炎症性のバクテリアを生み出す力があるみたい。
参照:https://yuchrszk.blogspot.com/2014/08/blog-post_10.html
磨かなくても食べ物によって歯が改善してしまったようです。
生活習慣の見直しが大事さが高いのかなと感じました。
虫歯が酷くて歯を抜いてしまうって歯が無い状態になると
・周りの歯に力学的負荷が高くなる
・斜めに力学的負荷がかかる事で歯茎の変形
が起きてしまい、ダメになってしまうようです。
親知らずは磨きにくく、虫歯になりやすいから抜きましょうって良く言われますが、著者はいらない歯は無いと言っています。
そりゃそうだ。
また、歯の神経を抜くと一気に血流が悪くなり、歯の栄養が行きにくくなるので、虫歯になってしまう。
これもそうだろうなと思いました。
まだ正常に戻る範囲なら、抜かない選択をする歯医者の方が患者思いなのかも知れません。
歯周病は脳血管疾患に影響するかもよって発表でも書かれていたのですが、虫歯や歯周病を放置すると菌が入り込み、全身の影響が出てくるようです。
歯の異常は全身の影響に繋がるので気を付けていきたいですね。
他にも、歯医者の保険のシステムがおかしいので、無駄な検査が多く、少ない量の治療で回数を通ってもらうシステムになっているや、栄養が病気予防になるよと他の本でも書かれている内容となっていました。(被っていそうな部分はざっくりしか見てない)
健康の指標は歯だけでなく、皮膚、髪の毛、爪、目、表情、姿勢など様々なところから判断が出来ます。
口腔内から全身の健康の指標としては唾液の量とPHで確認出来そうだなと思いました。
唾液の量は日頃の観察で減っているのか?
PHはリトマス試験紙で測れまして、低くなっていないか?
ってのも一つの指標になります。
是非気になる方はやってみはいかがでしょうか?
歯と言う視点から全身の健康って面では面白い本でした。
歯も大事にって事ですな!
歯の健康の一番注意するポイントは食事ですので、お菓子や加工食品での砂糖分摂取はなるべっく控えるようにして行きましょう!