こんにちは!
今回は「ちょっと太った方が健康の続報!」です。
以前に筋肉量が多いとちょっと太っても健康だよねってコラムを書いたのですが、面白いジャーナルを見つけたのでお伝え致します。
同大学体育学部(現スポーツ健康科学部)の卒業生で、順天堂大学同窓生研究(Juntendo University Alumni Study)に参加した男性636人。1971~1991年に卒業し、2007~2017年に行った追跡調査に回答した者とした。対象者を在学中のBMIで4つの群(21kg/m2未満群、21kg/m2以上22kg/m2未満群、22kg/m2以上23kg/m2未満群、23kg/m2以上群)に分けて、追跡調査時の2型糖尿病の発症率との関連を調べた。
追跡期間は中央値で32年であった(2万983人年)。対象とした学生の卒業時の年齢(中央値)は22歳で、追跡終了時には55歳であった。追跡期間中に56人が2型糖尿病を発症した。
解析の結果、BMI区分(21kg/m2未満群、21kg/m2以上22kg/m2未満群、22kg/m2以上23kg/m2未満群、23kg/m2以上群)が高まるほど、2型糖尿病の発症率は上昇することが分かった(各群4.4%、7.6%、10.5%、11.3%)。また、BMI 21kg/m2未満群と比較した2型糖尿病リスクは、21kg/m2以上22kg/m2未満群では1.77倍、22kg/m2以上23kg/m2未満群では2.42倍、23kg/m2以上群では2.53倍と、適正体重の範囲内でもBMIがわずかに上昇するだけで、中年期の2型糖尿病リスクは約2倍に上ることが明らかになった(トレンド検定P=0.03)。
染谷氏らは「大学時代にBMIが適正範囲内でも、その後の糖尿病リスクが増加した機序は明らかではないが、日本人はBMIが同じでも欧米人と比べて体脂肪や内臓脂肪量が多く、太っていなくてもわずかなBMIの増加でインスリン抵抗性になりやすいことが耐糖能異常につながっている可能性がある」と説明している。これらの結果を踏まえて、「20歳頃の若年期にBMIが22kg/m2を超えることは、将来2型糖尿病を発症する重要なリスク因子となり得ることが示唆された」と結論づけている。
参照:ケアネット
日本人は欧米人と比べて筋肉量が低いのでBMIで適正な体重内であってもデブ!
BMIの適正は20~25が標準体重と呼ばれていて、それ以上が肥満、それ以下が痩せの分類です。
BMI=体重÷身長÷身長
で計算出来ます。
BMIが23未満とは標準体重ですが、それでも糖尿病に2.42倍と高くなっている。
糖尿病になりたくなければ
つまり、ダイエットや運動しようぜって事になります。
私の場合は23以上を常にキープしておりますので、危機を感じる次第です。
私の周りでも糖尿病になる人が増えてきました。
インスリン抵抗性は上がったら下げるのがとても難しいものとなります。
なので、日頃から健康に繋がる行動を摂る事が望ましいのかなと思いました。