NEET(Not in Education, Employment or Training=自宅警備員)とは違います!
NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)です。
こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「NEAT」についてです。
NEATとは
「非運動性活動熱産生」の事で運動ではなく、日常生活で使われる消費カロリーを指す言葉になります。
なぜNEATの話をしようかと考えたかと言うと、内臓脂肪レベルが高いと体の痛みが出てしますからです。
そこでまず、全国と福島県の肥満率について調べてみました。
全国の年齢別肥満の割合
福島県の肥満率(20~69歳)
平成18~22年の5年分の平均
ワースト4位 福島県 40.3%
福島県の小児の肥満情報
福島県の肥満傾向児の出現率が全国1位となったのは、5歳(6.53%)8歳(12.67%)10歳(16.42%)11歳(15.23%)16歳(13.13%)。このうち5歳と11歳は同県の過去最高値を更新した。
出典:https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171223_63033.html
福島県は原発事故の影響もあり、外で遊ぶ事が少なくなりました。
そのため、日常生活での運動量が減り、家で座って過ごす人が増え、出かける際は、近場でも車で行ったりなどで、一日の消費カロリーが減って肥満者が増加した可能性があります。
またジェームズ・レビン博士によれば、
現代人の肥満と健康状態の悪化は、インターネットを中心とした現代生活が、私たちから少しずつNEATを奪ったのが原因だ。この損失は、1日に1,500〜2,000kcalのレベルにまで達している。
との事です。肥満の増加が日常生活での活動も低下してる指標にもなると思います。
逆に日常生活で動けている人は運動をしなくてもここまでカロリーを消費できるようです。
放射線と肥満の健康被害はどちらが大きい
H17年9月1日に科学者の研究により「福島原発事故による公衆への健康リスクは極めて小さい」と発表がありました。
現在は放射線による健康のリスクが極めて少ないので外で遊んでも大丈夫ですが、あまり外を歩いている人が見ません。
私は朝、歩いて出勤しますが、歩いている人はほとんどおらず、学生が自転車で通学してるくらいしか見ませんね。
環境省「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料によりますと、
肥満と運動不足は放射線で例えると200ミリシーベルト~500ミリシーベルトに匹敵するようです。
現在の福島県の放射線量は0.1マイクロシーベルトですので、運動不足、肥満による健康被害の方が大きいです。
肥満になるデメリットとして、体の不調はもちろん、脳にもダメージを受けてしまいます。
研究で身長170センチの人が理想体重より14.5kg太ると、痴呆リスクは16〜33%に上がる 事が分かっています。
また脳のダメージの影響により、行動力も低下します。
肥満でのメリットは健康上ないので、肥満の方はダイエットした方が良いと思います(自分も含め)
NEATを増やす事で、日常生活での消費カロリーが増えるので、減量となり、肥満が抑えられて健康になっていくのです。
次回、NEATの増やし方について説明しますので、そちらもご参照ください。