こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「ダイエット セットポイント理論」についてです。
人間の身体には自動的に一定に保つ仕組みになっております。(恒常性)
体重においてもそのセットポイントが決められていて体重の上下があっても元に戻す習性があります。
人間を対象にした研究では1964年の研究が有名で、ある監獄の受刑者に1日10,000kcalも食べさせる実験を行ったところ、だいたい元の体重の15〜25%ほど太ったところで増量がストップ。実験が終わると、すぐに元の体重にもどってしまったそうです。
野生の動物に肥満がいない事、原始的な暮らしを送る狩猟採集民たちも食欲のおもむくままに炭水化物を食べているのにも関わらず、太った人がいないのです。
狩猟採集民は運動量が多いのではないかと思われるかも知れませんが、
狩猟採集民と西洋人の消費カロリーは変わらない事が研究で分かっています。
なぜ人間は太る
現代人の生活が自然の暮らしとは程遠くなっておりセットポイントを乱しているからです。
1 美味しいものを食べて太る
脳のセットポイントが上がる原因として「食事報酬度の高さ」があります。
つまり、美味しいものを食べると、脳が超おいしいと感じ、もっと食べちゃお!ってなるようです。
美味しいものと言っても旬の野菜が美味しいとか採れたての魚がうまいってものは問題がないのですが、加工食品やファーストフードのように美味しい過ぎるものは、脳の許容をオーバーして、食べちゃお!ってなってしまうようです。
原始時代に加工食品やアイス等の甘いもの、人工甘味料はありません。
そのせいで脳の食欲のコントロールが乱れ、快楽で食事をするようになり、セットポイントが大きく上がってしまうようです。
ある意味、適応で肥満になってしまうのか知れませんね。
2食事の種類が多いと太る
食事の種類が多いと食べたい衝動に駆られセットポイントが上昇するようです。
満腹なのにデザートは別腹とか、バイキングに行ったら食が進み必要以上に食べて動けないとか。
食事の種類が多い事で食欲が増すことを実験で確認されています。
食物供給の多様性の増加は、肥満の発達および維持に寄与し得る。食事の品種、エネルギー摂取量、体組成を調べる39の研究がレビューされています。動物およびヒトの研究は、食事または食事に多様性があり、より多くの食事の多様性が体重および脂肪の増加に関連する場合に、摂食量が増加することを示している
色々な料理が出てくると、脳は喜んでしまい、食欲が増すようですね。
3、よく眠らないと太る
睡眠時間は人それぞれ違うので何時間寝れば良いというものはないそうですが、寝て起きてよく寝たと感じるのは重要なようです。
寝覚めが悪い方は、体内時計が狂っている証拠です。その他の自律神経の働きをコントロールしている脳の働きも狂い食欲が増してしまうようです。
不規則な睡眠がデブにつながるっていう研究は多く、肥満だけでなく糖尿病や心疾患、ガンの原因にもなるらしいです。
また睡眠が足りないと体が生命の危機を感じて、脂肪を蓄えようと働くのも太る原因のようです。
人間は欲望に弱い人間ですので、コンビニでもついつい目的以外の物も買って食べてしまったり、バイキングに行って元取ろうみたいに食べ過ぎてしまうので、避けるのがいいのかも知れませんね。
出来れば自炊が不要なものを入れなくて済むので一番良いと思います。
次回はどんな事が食欲を上げてしまうのかお伝えします。
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