こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「食品の過剰評価に気を付けて!」です。
鈴木祐さんの「服用危険、飲むと寿命が縮む薬・サプリ」を読んで面白かったので今回のテーマにしました。
その一部をご紹介致します。
過剰評価に捉えやすい文言で商品は販売されている
例えば飲み物では一日の野菜の栄養が取れますや、レタスOO個分、ノンオイルドレッシングなど様々な健康に良さそうな物がとても多く存在します。
一日分の野菜の栄養ってたかが知れてますし、食物繊維も少ないです。
レタスに関しても食物繊維はとても少ないです。
ノンオイルドレッシングは果糖ブドウ糖液糖や砂糖、トランス脂肪酸がいっぱい使われています。
数字が入ると効果があるように感じる
1例としてサントリーが発売した「ボスグリーン」というコーヒー飲料ですが、食物繊維の「コーヒーオリゴ糖」を配合した商品で、食事からの脂肪の吸収を抑えてくれるトクホ商品になります。
メーカーの宣伝によりば、1日1本の「ボスグリーン」を16週間ほど飲み続けると、お腹の脂肪面積が20.8㎠も減ると言います。
肥満の男女46人を対象にした実験で確認された事実で、専門の科学誌にも掲載されているようです。
実際、「脂肪面積が20.8㎠」というのはどのような状態を意味するかわかりますか?
数字だけみると凄そうな感じがします。
肥満を対象にという事なので、ウエストが85㎝の方が実際減ったとしてどれくらいのウエストが変わるかわかりますか?
答えは腹部の半径2㎜です!
なんとも言えないですよね。効果あるけど、2㎜を実感できる人がいるのかどうかが問題ですね。
他の研究では
2012年にコーヒーオリゴ糖の効果を60人に対して12週間行った研究がありまして、その結果
女性にはなんの効果もありませんでした。
科学は研究で色々とデータを集めるうちにだんだんと真実に近づいていくもので、効果があったり無かったりがあるのは良くある話です。
まとめ
数字や科学的根拠を鵜吞みにしすぎて過剰な期待をしてしまいがちですが、科学的根拠で効果があっても微妙な効果なものは多々ありますので、
健康に良さそうで選ぶ前に、事前に知識を付けた方が健康のためかも知れませんね。
考えるの辞めた時点で、商品販売の方に左右されてしまいますのでお気をつけてくださいませ。