こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「メタボは老化が進む」についてです。
ダイエットとアンチエイジングの関係の面白い論文、記事を見つけました。
アンチエイジングの食べ物を取り入れたり、美容ケアなどお金をかけてやられている方もいると思われます。
ただ、太っている状態で、それらを取り入れたとしても、効果が薄くなってしまいよりお金を使って取り入れる事になります。
瘦せた群と太っている人ではどれくらいの違いがあるのか調べられた研究がありますのでご紹介致します。
53人の健康な男女が対象。年齢は30〜40歳ぐらいで、以下の2グループに分けております。
- カロリーリストリクション:いつもの食事から15%ほどカロリーを削る
- コントロールグループ:いつもの食事を続ける
実験期間は2年もありまして、その間も定期的に体重や代謝などをチェックし続けた。
それでどんな差が出たかと言いますと、
・カロリーリストリクショングループは体重が8.7kg減少、コントロールグループは1.8kg増加
・カロリーリストリクショングループは、細胞の酸化ストレスが20%も減った!
・気分が良くなり、人生の質も向上
以前にこちらで紹介致していますのでご参照ください。
体重を適正に保つだけでも太っている時と比べて酸化ストレスが低下するので、体脂肪が高い人はダイエットをするだけで、美肌になれるかも知れませんし、体調も良くなるなど、様々な良いメリットがあります。
研究チームは「夜中の代謝が減ったからじゃないの」と考えております。
痩せた方のチームは代謝が10%程下がっています。
痩せたら必要カロリーが低下するし、代謝も少なくて済むので代謝が落ちるのは当然の事。
代謝は酸素を使って行いますが、代謝が低下した事で必要酸素の量が減り、酸素の代謝産物である酸化が減ったと考えられております。
昔から食事を変えた事で腸内細菌の働きが変わる説もありまして、現在のところまだ分かっていないのです。
カロリーを減らした事によりアンチエイジングに効果的なのは間違えないので、アンチエイジングに取り組んでいる方は試してやるのが良いのかと思います。
適正な食事、運動、睡眠は間違えなく体にとって必要なものです。
食事はとても変化させやすいところですので、ちょっとこだわっても良いのかと私は思っています。
色々と生活の変化をつけて体調が良い状態が続くにはを模索してみてはいかがでしょうか?