ジャーナル

食物繊維の効果は現在の腸内環境によるって話

こんにちは!

今回のテーマは「食物繊維の効果は現在の腸内環境によるって話」です。

 

食物繊維を取ろうぜって話は昔からたくさんコラムに書いてきましたが、イヌリンっていう水溶性食物繊維を使った実験が行われました。

 

その結果についてご紹介致します。

 

肥満患者におけるプレバイオティクス介入の有効性を促進する腸内微生物の特徴の発見。

腸内微生物叢は、代謝障害の興味深い治療標的として提案されています。プレバイオティクスとしてのイヌリンは、肥満および関連疾患を軽減することが示されています。現在の研究の目的は、介入前の腸内微生物叢の特性がイヌリンに対する生理学的反応を決定するかどうかを調査することでした。

設計:
微生物の多様性と組成が異なる4人の肥満ドナーからの便を食事介入の前にサンプリングし、抗生物質で前処理したマウス(hum-obマウス;ヒト化肥満マウス)に接種しました。 Hum-obマウスに高脂肪食を与え、イヌリンで処理しました。 hum-obマウスのイヌリン治療における代謝および微生物叢の変化を、3か月間イヌリンを補充した肥満個体のコホートで得られたものと比較しました。

結果:
異なる肥満の個体からの糞便微生物叢を植民地化したhum-obマウスが、高脂肪食でのイヌリン補給に特異的に反応することを示します。いくつかの細菌属の中で、Barnesiella、Bilophila、Butyricimonas、Victivallis、Clostridium XIVa、Akkermansia、RaoultellaおよびBlautiaは、hum-obマウスで観察された代謝結果(脂肪過多症および肝脂肪症の減少)と相関しました。さらに、肥満の個人では、アナエロスチペス、アッカーマンシア、およびブチリコッカスの介入前のレベルが、イヌリンに反応してボディマス指数の低下を促進します。

 

参照:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32041744

 

個人的な見解

 

イヌリンは腸内細菌を活性化に役立つけど、体内の腸内環境が悪いと狙った効果が出にくいかも知れないって事ですかね。

食物繊維を摂取するのはとても良い事ですが、腸内環境を整えるのに納豆、チーズ、キムチなど様々発酵食品や、プロバイオテックのサプリなども併用するのが良いのかなと思います。

 

腸内環境って見えないところで分からない分、試しにやってどう変化したのかを1か月単位で効果を確かめるしかなさそうです。

 

腸内環境がおかしいなって感じる方はイヌリン摂取と食生活の変化をさせてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

食物繊維は大事には変わりません。

食物繊維を取って加工食品を食べたら効果が出づらいので気をつけていきましょう!

【郡山市接骨院】きのした鍼灸接骨院

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