健康系

悲しい事実(鍼治療のエビデンス)

こんにちは!

今回のテーマは「悲しい事実(鍼治療のエビデンス)」についてです。

私は鍼灸も持っているけど、鍼治療のエビデンスってとても少ないなと感じておりました。

鍼による麻酔の効果で鎮痛効果の高いや物理的に傷を付ける事によっての刺激が回復させようと働く刺激になって組織の回復を促したりなど、メリットが高いものも、全身調整でのエビデンスが低いので、当院では局所の鍼治療しかやっておりませんでした。

その時に某郡山のニュースペーパーに鍼灸院さんが「多嚢胞性卵胞症候と鍼灸」って題目の記事を書いておりまして、それを読んだら全身治療で使えるかもと思い、詳しく調べて見ることにしました。

 

多嚢胞性卵胞症候と鍼灸

 

 

記事から調べた研究

2009年スウェーデンの研究で多嚢胞性卵胞症候(PCOS)の女性を3グループに分けて

1 電気鍼(定期的に4ヶ月)
2 週3回の運動をしてもらう
3 食事と運動の指導のみ

1、2群はテストステロンレベルが下がり、交感神経活動の低下が認められた。
鍼治療は交感神経活動の低下が多かった。

3群は効果は認められなかった。

 

考察

・実験の質は低く、電気鍼をどこにしたのか、定期的とはどれくらいでやっているのか不明瞭。

・食事と運動の指導のみってのもやるかやらないか本人次第で、やっているかどうか不明。

・運動はストレス発散に効果があるのは科学の中でも認められているところ

・単純にストレス対策出来たら同じような結果が出るんじゃないかと思われる。

 

その他の研究を合わせた総論

多嚢胞性卵巣症候群に対する鍼

レビューの論点

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性に対する排卵障害の治療を目的とした鍼治療の有効性と安全性は?

背景

PCOSの女性では卵子を産生する臓器である卵巣に小さな囊胞があり、臨床徴候として低頻度または極めて少量の月経(生理)、妊娠不能、過度の発毛がみられる。現在、PCOSの女性に対して欧米で標準的に行われている内科的治療は処方薬、手術、生活習慣の変更である。鍼はさまざまなホルモン値に影響を与えることによって、排卵(卵子の放出)を刺激する可能性が、エビデンスにより示唆されている。鍼は中医学の1つで、ある部位の皮膚に細い鍼を刺す。PCOSの患者をランダム化せずに異なる治療法に割付けた複数の実験的研究では、鍼は副作用の発生率が低く、多胎妊娠(例:双子)のリスクを増加させず、比較的安価であることが示唆された。しかし、これらの結論は非ランダム化比較試験の結果にのみ基づくため、本疾患に対する鍼の有効性や使用を確実に裏づけることはできない。

試験の特性

排卵がない、または低頻度であるPCOSの女性に対する鍼治療について、ランダム化比較試験(患者を2つ以上の治療群のうち1つにランダムに割り付けた臨床試験)を医学データベースで検索した。鍼と偽鍼、無治療、生活習慣の変更(例:リラクゼーション)、従来の治療薬(例:排卵を起こすクロミフェン)を比較した。

本レビューでは413名を対象とした5件の研究を選択した。これらの研究は鍼と偽鍼(2件のRCT)、クロミフェン(1件のRCT)、リラクゼーション(1件のRCT)の比較、および鍼から小さな電流を流す電気鍼と運動(1件のRCT)の比較であった。このうち4件の研究では、1つ以上の領域でバイアスのリスクが高く、本来の効果を過大評価した可能性があった。結果は2015年10月現在のものである。

主な結果

主要アウトカムは生児出生率と排卵である。副次アウトカムは臨床的妊娠と副作用である。選択した研究で生児出生率を報告したものはなかった。3件の小規模研究では排卵について報告した。1件の研究では排卵率の報告が不十分であった。84名の女性を対象とした1件の研究では、鍼と偽鍼における排卵率の差を示すエビデンスはなかった。しかし、28名を対象とした1件の研究では極めて質の低いエビデンスにより、鍼はリラクゼーションよりも排卵頻度を上げる可能性が示唆された。他の2件の研究では、鍼や電気鍼が月経頻度を回復させる可能性を報告した。

鍼と偽鍼における妊娠率の差を示すエビデンスはなかった。比較したいずれの群においても副作用の差を示すエビデンスはなかったが、データが非常に少なく、確固たる結論には至らなかった。エビデンスの質は極めて低く、限界の主な原因は、重要な臨床アウトカムを報告していないこと、および影響が幅広く、イベント数が少ないことによる不正確性であった。研究方法に関する報告も不十分であった。PCOSの女性に対する排卵障害の治療を目的とした鍼の使用を支持するには、現在のエビデンスは不十分である。

エビデンスの質

エビデンスの質は低く、限界の主な原因は、重要な臨床アウトカムを報告していないこと、および不正確性が極めて深刻なことであった。

 

参照:コクラン

 

まとめ

現在の鍼治療単独では多嚢胞性卵胞症候による不妊治療の効果があるのかエビデンスが取れていないのが現状

生活に対して、運動、ストレス、食事、睡眠の改善を大前提として、病院の先生に指示を仰ぐのが一番かもね。

 

生活に関してのご質問があればお答えできると思いますので気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です