以前に睡眠不足が太る理由でもお伝えしたのですが、どうしても睡眠不足になると食べ過ぎてしまうですな。
その理由として
・脳の判断力の低下
・ホルモンバランスが崩れる
この2点が主に起きます。
その結果
・脳の抑制が効かず食べ過ぎたり、甘い物ばっかり食べる(脳が食事で快楽を求める)
・ホルモンバランスが崩れる事で、満腹になりにくい(満腹を伝えるレプチン、グレリンの働き低下)
・ホルモンバランスと脳機能が崩れて、体を動かしたくない(体調不良により消費カロリーの低下)
・インスリン抵抗性が上昇して、筋肉に糖が貯蔵できず、筋肉が疲れやすい
以上の事があって食べ過ぎてしまうのですな。
今回はその中の脳が抑制が効かないって点の説明をしていきます。
脳の意識的に理性をつかさどっているのが、前頭葉皮質って部分なんですな。
考えたり、道徳心だったり、様々な事で重要な働きがあるのですが、ここにダメージがあると考えられなくなったり、理性を抑えられなくなったりするんですね。
ある実験がありまして
5時間の睡眠の被験者を5日間観察する研究がありまして
その結果
感情コントロールを失い、喜んだと思えば、イライラしだしたり、また喜んだりと感情の起伏が激しくなったようです。
これは通常、本能は扁桃体ってところで指示を出してまして、それに対して前頭葉皮質が抑えたり、激しくしたりと自由に意識的に出せるようになるので、平常にいようっと思えば抑えられるのです。
しかし睡眠不足によって前頭葉皮質の機能が低下する事により、扁桃体の命令が体を反応するようになり感情の起伏が激しくなるようです。
つまり寝不足になると本能が出てくるって事になります。
睡眠不足は前頭葉皮質がうまく働かなくなるって説明をしました。
つまり、目の前に美味いものを見た時は、食欲が増進して食べてしまうし、抑制が効かないので腹8分目ではなく満杯まで食べるようになります。
結局、太る理由は食べ過ぎてしまうって事ですね。
前頭葉皮質がうまく働かないので、これにあらがえるメンタルを持っている人は多分いないです!
寝る事で脳の機能を正常にさせたら自制が効くようになるので痩せると思いますよ。
人は脳や腸に本能が動かされます。
痩せるためにも、脳の機能を正常にさせる事が第一優先かなと思いますので、睡眠をわざと多くとって経過観察してみるのが良いと思います。
また、いきなり怒る上司は多分仕事が忙しくて寝不足なので、寝た方が良いですよって言うのもありかも知れませんね(無理だな)