読まれている皆様は予測してお読みください。
こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「静的ストレッチした後の筋トレと筋トレのみだとどっちが良い?」についてです。
最近では運動前にスタティックストレッチ(いわゆるストレッチ)をしても怪我の予防にならないため、アクティブストレッチ(ブラジル体操など)をしましょうってのが通常になっているようです。
さて、それでは筋トレ前に必要なのかって研究をカンピーナス州立大学で行っているのでご紹介致します。
20代の男性9人を対象に「筋トレにストレッチは有りか無しか」を調べております。
9人を対象なので統計的には信憑性は高くありません。
参加者には片足だけの筋トレを指示して左右の足でどんな違いが出るかチェックしています。
トレーニングはいきなり筋トレをした群とストレッチ後の筋トレをした群に分かれて行いました。
トレーニング内容は片足のニーエクステンションを1セット、MAXの80%の負荷で4セット、週に2回ずつ行ってもらったようです。
実験期間は10週間で、終わった後、外側広筋の筋力増え方、トレーニングの変化などをチャックしました。
その結果は
ストレッチは筋トレのボリュームが減る。
- いきなり筋トレ:1日の回数=36.9 ± 8.1回 1日のトレーニングボリューム(kg)=894.8 ± 168
- ストレッチ+筋トレ:1日の回数=30.3 ± 6.1回 1日のトレーニングボリューム(kg)=707.4 ± 129
だいたい15~20%のボリュームが減るようです。
ストレッチは筋力の発達のジャマをしない
筋力についてですが、ストレッチをしても変わらないという結果になったようです。
ストレッチは筋肉を増えにくい
筋肉量の計測の結果
- いきなり筋トレ:12.7 ± 7.2%
- ストレッチ+筋トレ:7.4 ± 3.7%
いきなり筋トレをした群の方が筋肉量を増やすには有効のようです。
まとめ
ウォーミングアップでスタティックストレッチを行うと筋トレのボリュームが減る事により効果が減るようです。
やった分だけ筋トレは成長するようですね。
筋肉量を増やす目的であれば、スタティックストレッチは控えた方がいいかも知れませんね。
部活動やエクササイズをする前は、ダイナミックストレッチをして、活動準備をするのが良いですので、参考になれば良いなと思います。
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