こんにちは!
今回のテーマは「脂肪の摂取と認知症」の関係です。
脂肪には一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸があり、認知症との関係について調べられたものです。
認知症になったら怖いですからね。
少しでも参考になればと思います。
疫学研究によると、食事による脂肪摂取は、アルツハイマー病(AD)や認知症リスクと関連しているが、この関連性は明確になっていない。中国・浙江大学のYue Ruan氏らは、脂肪摂取とADや認知症リスクとの関連をシステマティックに調査するため、メタ解析を行った。Current Alzheimer research誌オンライン版2018年4月27日号の報告。
PubMed、Embase、Cochrane Libraryより、2017年5月1日までの研究をシステマティックに検索した。脂肪摂取とADや認知症リスクとの関連について報告したプロスペクティブコホート研究を抽出した。最高と最低のカテゴリの多変量調整相対リスク(RR)は、ランダム効果モデルを用いてプールした。
主な結果は以下のとおり。
・4件の独立したプロスペクティブコホート研究より、合計8,630人の参加者と633ケースをメタ解析に含めた。
・飽和脂肪酸摂取量の増加は、ADリスク39%増加(RR:1.39、95%CI:1.00~1.94)、認知症リスク105%増加(RR:2.05、95%CI:1.06~3.98)と有意な関連が認められた。
・用量反応分析では、飽和脂肪酸摂取量が4g/日増加するとADリスクが15%高まることが示唆された(RR:1.15、95%CI:1.01~1.31)。
・食事の総摂取量、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸とADや認知症リスクとの間には、有意な関連が認められなかった。
著者らは「飽和脂肪酸摂取量と、ADや認知症リスクとの間には正の関連が認められる」としている。
・生クリーム、チーズ、牛、鳥、豚肉の油、マーガリンなどの動物性の油は程々にしましょうね。
・サバやシャケなどの魚の油や、ナッツ類、オリーブオイルなどは認知症になりにくいかもね。
・なので、普段使っている油の種類には気を付けてね
って事だと思います。
市販のサラダ油は製法上の問題で酸化脂質になっていて、体に悪いので、気軽に使えるのはオリーブオイル一択なのかも知れませんね。
様々なアボカドオイルやMCTオイルなど他にも、あるので自分に合いそうなものを探すのもありですね。
食べるものが血肉になり体を作り上げていきます。
美味しいものを食べるのはとても良い事ですが、偏りは不健康になりますので、様々な自然なものを食べるようにしていきましょう!