こんにちわ!郡山市堤にあります、きのした鍼灸接骨院の木下です。
接骨院で取り扱える骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷の説明をしていきます。
今回のテーマは捻挫です。
関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたもの、つまりX線(レントゲン)で異常がない関節のケガは捻挫という診断になります。
したがって捻挫とはX線でうつらない部分のケガ、ということになります。
具体的には靭帯や腱というような軟部組織といわれるものや、軟骨(骨の表面を覆う関節軟骨、間隙にはさまっているクッションである半月板や関節唇といわれる部分)のケガです。
出典:http://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain.html日本整形外科学会
軟部組織とは、腱、靭帯、筋膜、皮膚、脂肪組織などの骨組織を除く結合組織と、血管、横紋筋(筋肉)、平滑筋(内臓の筋肉)、末梢神経組織(神経節と神経線維)を総称するものです。
症状
怪我した関節は腫れて痛みを生じます。これら症状は一般には損傷の程度と一致しますが、痛みを感じにくい靭帯もあるため、余り痛くないから大丈夫と考えてはいけません。
また多くの捻挫(靭帯や軟骨のケガ)ではケガの後1~2ヵ月くらいもすると強い痛みは取れ、日常生活に支障はなくなります。その後はスポーツ活動などで負担が加わったときの痛みや腫れ、ぐらつき感などが主な症状です。
したがって重症のケガという感がなく、ついつい無理をしてしまい、その結果関節内に二次的な傷が進行することがあります。
スポーツに復帰する際に痛みだけで治療を放棄してしまうと関節内の傷は積み重り、変形性関節症というような(老化現象で関節の軟骨がすり減って関節が変形してくる)状態に至ることがあり、注意を要します。
診断
診断はまず、受傷時の状態(関節がどのようになってケガをしたか)を詳細に知ることから始まります。
関節に直接力が加わったものか、ジャンプの着地で捻じったなど間接的な外力によるもの(非接触性のケガ、と呼ばれます)か、ケガのとき関節がどのような角度で、どちらの方向に動いたのかなど、受傷時の状態を教えてもらえれば、診断にとても役にたちます。
その後、関節を動かしてどの角度で痛いのか、可動域の範囲や腫脹の程度、圧痛点などで痛みの箇所を確認し、痛んでいる箇所を特定していきます。
必要によってはエコー検査やレントゲン、MRI検査を実施していきます。
接骨院での診断
患者様からのどのように痛くなったのか状況やどのように痛めたのかを確認する
エコー検査や整形外科テストを行いどこがどれくらいの損傷か確認する。(損傷具合がひどく、予後が悪いと判断される場合は紹介状をお渡しし、病院への受診を促します)
治療方針
治療期間は程度によって異なりますが、約3週間です。
捻挫の程度により包帯もしくは副子を利用して固定をします。
怪我の組織の回復を図るため、超音波治療や電気治療を行います。
組織が回復をしてきたら、関節が正常に動くように、リハビリを行うための施術をします。
リハビリは運動療法、手技療法、電気治療などです。
また、非接触性のケガについては、基本的な使い方が間違っている場合もあり、ケガをしないような体の使い方や体の使い方を正しくするようリハビリを必要とします。
捻挫の後にスポーツに復帰していく場合、日常生活に支障がない程度に回復したといっても、いきなり元のレベルのスポーツに戻ろうとするとその過程で、またケガをする危険があります。
その場合のケガはもともと捻挫をしたところ以外で生じる場合もありますので注意が必要です。
最後に
体の痛みやスポーツでの怪我でお困りの方は一度ご相談下さいませ。
【郡山市接骨院】きのした鍼灸接骨院
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