おはようございます!郡山市堤にあります、きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回は「半月板損傷」についてです。
半月板とは大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(弁慶の泣き所の骨)の間にクッションの役割がある半月状の軟骨です。
半月板が損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に引っかかって痛んだり、関節内に水が溜まるようになります。
尚、半月板損傷によって膝の曲げ伸ばしに引っかかって動かせない事をロッキングといいます。
原因
スポーツなどの怪我で起こる場合と加齢によって傷つきやすく小さな外力が加わって損傷する場合があります。
スポーツで起こる場合は飛んだり、切り替えしで踏ん張ったりなど、膝に強い衝撃が加わり損傷します。また膝に無理な回旋が加わった場合もあります。ゴルフのスィングやテニス、野球でのバッティングでの回旋でも傷つける事があるようです。
加齢によるものでは、小さな負担が加わり長い月日をかけて半月板が徐々に痛み、切れたり裂けたりしていきます。
スポーツでの外相での半月板は鋭利に断裂しますが、加齢によるものはバサバサと痛んで切れるようです。
半月板損傷の症状
断裂した時点では、ほとんどの気づかず、徐々に膝の内側から後ろ側にかけて、痛みが生じていきます。
スポーツをした後や、階段昇降時、歩行などの運動後に痛む事が多くなっていきます。
また、膝を屈伸したりねじったりするとコリッという音が鳴ります。
切れた半月板の一部が、関節の間に挟まったときには、膝が完全に伸びなくなることがあります。(ロッキング)
診断方法
マックマレーテストを行った際に痛みやコリっとクリック音がするかを確認します。
レントゲンでは半月板は写らないので、確定診断にはMRI検査が行われます。
手術の必要な場合は程度によって半月板縫合もしくは切除を行うようです。
半月板縫合の場合は1~2ヶ月固定をしてから4~6ヶ月のリハビリを必要とするようです。
半月板切除の場合は2~3ヶ月後に軽い運動を行う事もできるようです。
以前は半月板切除が主の治療法でしたが、その後関節軟骨が痛んで2次損傷を引き起こす可能性もあり、半月板を残す治療の選択が多いようです。
保存療法の場合
炎症期の場合は固定をして安静を保ちます。
リハビリの目的は膝の安定性を向上させる為、筋力強化、可動域訓練、膝のアライメント(関節面の並列)を調整し膝への負担を減らすようにしていきます。
治療の目安は程度によって異なりますが、3~4週で組織は回復してその後リハビリを要します。
以上です。
スポーツでの怪我や日常生活での怪我でご相談がありましたら、ご遠慮なくご相談下さいませ。
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