健康系

骨を強くしたいなら、カルシウムを取るより先にこれをした方がいいんじゃないかって話

こんにちは!

今回のテーマは「骨を強くしたいなら、カルシウムを取るより先にこれをした方がいいんじゃないかって話」です。

 

ジャーナルを読んでいて、腸内環境を整えると骨の分解を抑制する可能性があると言う文献を見つけましたのでご紹介致します。

腸内環境改善で骨密度低下抑制、レジスタントスターチの有用性示唆

 

 

J-オイルミルズは、レジスタントスターチ(RS)の摂取が腸内環境改善を促し、その結果、骨密度低下の抑制につながる可能性を、閉経後骨粗しょう症モデル動物を使った実験で新知見を得た。RS摂取により腸内細菌叢に変化が起こり、炎症を抑えて、女性ホルモンのエストロゲンの欠乏により引き起される骨密度の低下を防ぐことが示唆された。成果は国際科学雑誌「Nutrients」に掲載された。

研究グループは、研究に用いる実験動物を、RS無配合の飼料投与通常マウス、RS無配合の飼料投与閉経後骨粗しょう症モデルマウス、同社製品「ハイアミロースコンスターチ」配合飼料を投与の同モデルマウス、同社製品「アミロファイバ-SH」配合飼料投与の同モデルマウスとして4群に揃え、それぞれの条件で2週間と6週間飼育を行った。アミロファイバーSHは、ハイアミロースコーンスターチ(RSを約40%含有)を原料として、RS含有量を70%まで高めた素材。

飼育後、腸内細菌叢の変化と組成、大腸や骨髄の炎症性遺伝子の発現状況を測定した。

アミロファイバーSH配合飼料投与のマウス群では、腸内細菌叢中のビフィズス菌が増加し、腸内免疫の指標とした炎症性サイトカインであるインターロイキン(IL)-10の産生遺伝子の発現量が増加傾向を示した。また、骨髄ではエストロゲン欠乏に起因する炎症に関連し増加したIL-7受容体の産生遺伝子の発現が2週間後に抑制され、骨の分解を誘導する膜たん白質RANKLの産生遺伝子の発現量の増加も6週間で抑えられることが分かった。総合的にみて、RS無投与飼料のマウスに比べ、有意に骨密度の低下が抑制されることが確認できたとしている。

腸管免疫系には免疫細胞の7割が集まっている。プレバイオティクスとしてRSの摂取が腸内細菌のエサとなり細菌叢バランスが変化し、善玉腸内細菌の増殖で作り出される短鎖脂肪酸など、複合的な要因により、腸管免疫の調整が進んだのではないかと研究グループはみている。同社ではこの成果を得たことを契機に、RSの持つ機能性をさらに追求していく。

参照:https://www.m3.com/clinical/news/675041

 

個人的な見解

今回の研究を要約すると

女性は月経がなくなると女性ホルモンの分泌が著しく低下する事で、骨粗鬆症になりやすくなります。

動物実験の段階ではありますが、腸内環境を整える事で、体内の炎症レベルが低下して、それに伴い骨の分解も低下したそうです。

 

つまり、骨粗鬆症になりたくなかったら、カルシウムを摂る前に腸内環境を整えるようにしようって事ですね。

簡単に言うと「野菜を食え」って事でしょうか。

 

ちなみにレジスタントスターチとは、デンプン質の食物繊維で、ジャガイモやサツマイモ、ニンジン、米などの高糖質の食べ物に含まれる食物繊維です。

 

まとめ

炎症ってのはアンチエイジングには大問題ですし、体の痛みや内臓の病気、脳機能低下、認知症など様々な問題に繋がりますので、腸内環境を整える事は健康に長生きするためにも、必要不可欠なものとなります。

食べ物に気を付けているようで、気を付けていない人がほとんどですので、お気を付けくださいませ!

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