健康系

電気ショック療法(ECT)という変わった治療がある

こんにちは!

今回のテーマは「電気ショック療法(ECT)という変わった治療がある」です。

簡単に言うと、頭に電極を取り付けて脳に電気を流し、けいれんをわざと引き起こす治療らしいです。

なんとも、脳に電流を流すだけでも恐ろしいのに、全身けいれんってヤバすぎると思います。

ドラマや映画の世界が現実にもあるのかと思うとビックリしました。

実際どのような効果があると言われているのかご紹介致します。

 

精神科で統合失調症の治療で使われている

どんな人に適応するのかは、病院の先生が判断があると思いますが、

長崎県精神医療センターによると

ECTは、通常以下のような場合に適用されます。

  • 重いうつ病に苦しんでおり、薬物療法が無効ないしは部分的効果しかない場合。
  • 病気がもたらす深刻な苦痛で働けなくなった場合。
  • 抗うつ薬が試されたが、副作用がでてやめてしまい、ほかの治療法も効果がない場合。
  • 食べることも飲むこともせず、生命を維持するための手段も拒否するため、生命が危険にさらされている場合。

参照:http://www.nha-seishin.or.jp/?m=255

 

統合失調症やADHD(注意欠陥・多動性障害)やうつ病に対して効果を示されたようです。

 

こんな事も可能になるかも?

ニューズウィークで紹介されてたものを紹介します。

脳の電気信号を利用して

・カメラを通して視覚情報を変換して脳に映し出す事で、見えるようになるかも
・聴覚の振動を電気信号に変換して聞こえるようになるかも
・脳の味覚に刺激を与えて、水を砂糖水に感じさせるかも
・ギャンブルのリスク行動を制御しやすくなるかも
・キレやすい人の衝動を抑えられるかも

などが挙げられていました。

上の3つは成功したらサイボーグ人間が誕生するかも知れませんね。

キレやすい人の衝動を抑えられるかもは研究が乗ってました。

複雑な思考や行動を司る、前頭前野に

・経頭蓋直流電気刺激(TDCS)

・弱電流を流す

を行って、性暴力と身体的暴力のシナリオを提示して、同じ状況なら暴力を振るう可能性を評価したところ

弱電流を流すに比べてTDCSは性暴力に対して70%低下、身体的暴力に対して47%低下したようです。

 

単純にこれだけだとバイアスが有り過ぎですし、今後の研究の課題になると思います。

これだけの研究だけでは実用化にはほど遠いですね。

ただ、前頭前野の問題がギャンブル依存症克服やDVなど抑制に貢献する可能性があるって事は面白いかなと思いました。

 

まとめ

人道的にどうなのかはさておき、何十年先かはわからないですけど、アニメや映画みたいな世界がホントにくるかもしれない。

世の中すごい研究があるもんだと思いました。

この研究は可能性を示しているものであって、エビデンスレベルはとても低いものとなりますので、こんなのあるんだ程度にとどめておくと良いと思います。

以上です。

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