ジャーナル健康系

超加工食品の何が体に悪いのって話

こんにちは!

今回のテーマは「超加工食品の何が体に悪いのって話」

超加工食品は体に悪いって事は分かっていると思われますが、実際にどんな成分が体に悪い影響をしている可能性があるのか最近の研究でだんだん分かってきました。

そこで、面白いジャーナルを見つけたのでご紹介致します。

 

超加工食品を食べると死亡率が上がる?

 

 

加工食品が人気な理由は主に、準備が楽なことや手頃な価格(さらには依存性を持っているかのような操作された味)にある。しかし近年の研究から、加工食品は健康に大きな害をもたらすことが分かっている。

自然食からかけ離れた「超加工食品」と呼ばれる食品は、私たちの健康と寿命に対し現時点で最悪の食べ物かもしれない。米医学誌JAMAインターナル・メディシンに掲載された新たな調査によると、こうした高度に加工された食品を口にする人の間では、長年にわたり複数の原因で死亡するリスクが著しく高まることが示された。

研究チームは、4万5000人近くのフランス人のデータを分析。参加者は、調査開始時に57歳ほどで、追跡期間は平均7年以上だ。参加者は日々よく口にする食べ物や飲み物に加え、運動や社会人口学的要素、生活様式、体重や身長、その他の体測値などの情報をアンケートに記録した。

研究者らは、NOVA食品分類システムで「超加工食品」と指定される食品群に特に関心を寄せた。著者らはこうした食品を「技術か美容、あるいはその両方を目的として使用される添加物を含みがちな原材料を複数使い、工業的に生産したもの。超加工食品はほとんどの場合、スナックやデザート、インスタント食品や温めるだけの食品として消費されている」と説明した。

チームは、対象者の超加工食品消費量をさまざまな要因による死亡リスクと相互に関連させた。その結果、超加工食品の摂取量が10%増えるごとに、全ての要因による死亡リスクが14%増加した。

研究者らは同論文で「この前向き研究は私たちの知る限り、フランスの大規模な集団ベースのコホート研究の中で、超加工食品の消費と死亡リスクの関連性を初めて調査したものだ」と述べている。


これはさほど驚きではない。このチームは昨年、超加工食品が乳がんやがん全般のリスク増加に関係していると報告していた。またその他の研究からは、西洋式の食事が健康にもたらす影響が明確に示されている。砂糖や加工食品の多い食事は特に健康に悪く、代謝や脳の健康、死亡率に影響を及ぼしていた。

今回の調査を行なったチームは、加工食品と死亡率のつながりの裏にどのような仕組みが存在し得るかに関して少し考察している。チームいわく、その一つは穀物やジャガイモを高熱調理したときに生成される化合物、アクリルアミドだ。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関は数年前、あらゆるデータを検討した結果アクリルアミドを「発がん性物質の可能性がある」として強く非難した。

慢性腸炎や発がんのリスク増と関連しているかもしれない二酸化チタンのような添加物も、超加工食品と死亡率増加の関係を一部説明できるかもしれない。

また乳化剤や人工甘味料はそれぞれ腸の細菌バランスを破壊し、炎症やメタボリックシンドローム、最終的には2型糖尿病やがんを引き起こしてしまう可能性もある。最後に著者らは、特にBPA(ビスフェノールA)などの物質を含む缶やプラスチックなど、食品包装材の影響の可能性も示唆している。

一方研究者らは、因果関係がその逆である可能性もあると警告している。既に健康問題を抱えている人が不健康な食事に偏ってしまうケースだ。ただ、健康問題を抱えた人はより健康的な食事を選択することが多いと考えるのが論理的なので、研究者らはこの可能性を概して否定している。

同研究では、世界的なトレンドが自然食品から、素早く準備できて不健康な加工食品へと近年変化していることも指摘されている。著者らは「超加工食品の消費は主に過去数十年の間に増加し、非伝染性の病気を原因とした死亡件数を増加させているかもしれない」と述べた。健康的な自然食品を食べ、脂肪の多い不健康な食事は適度にしか取らないことで知られるフランスでさえ加工食品を食べているようだ。

コストが一つの要因となることが多いため、より多くの人が健康的な食品を購入できるようにする必要があるということが、この分野の研究の成長から示されている。手頃さだけでなく、自然な食品かどうかを基準に食べるものを選ぶことが重要だ。ただ、不健康な食べ物の誘惑に負けたとしても自分を責めてはいけない。2個目のドーナツの誘惑に打ち勝ち、正しい道に戻るだけだ。

 

参照:https://forbesjapan.com/articles/detail/25754

 

個人的な見解

 

研究での超加工食品の割合を細かく言うと

  • 9%増加した場合=癌リスクの増加はなし
  • 14%増加した場合=癌リスクの増加はなし
  • 20%増加した場合=癌リスクが10%上がる
  • 32%増加した場合=癌リスクが21%上がる

ようで、だいたいお菓子を1日200kcalぐらい食べ続けると癌リスクがはね上がるみたいです。

市販の板チョコ・・・1枚390㎉

コカコーラ・・・・・500ml 225㎉

アメ・・・・・・・・1粒 20~30㎉

 

簡単に超えてしまう量なので、気を付けなければならないと改めて思いました。

 

まとめ

食べたものが栄養となり血肉となりますので、加工食品の割合を増やすことは体に良い影響はありませんので、あまり食べない方が良いと思います。

しかし、加工食品はめちゃめちゃ美味しいものなので、どうしても食べたい場合は、一週間に一度や、一ヶ月に一度などちょっとスパンを設けて食べるのがよろしいかと思います。

毎日ではなければそんなに悪影響があるものでもないと思いますので、その時は楽しんで食べていきましょう!

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