こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「腸内環境を整える話②腸内細菌」です。
腸内環境を整えると言えば食物繊維と善玉菌(プロバイオテック)が重要となります。
そこで、今回は食物繊維について説明していきます。
食物繊維の種類
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維との2種類の食物繊維の種類があります。
食物繊維の種類によってどのような違いがあるかお伝え致します。
不溶性食物繊維
特徴
- 保水性が高い
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。
- 発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。概して、水溶性食物繊維より発酵性は低い。
含まれる食品
穀類、野菜、豆類、キノコ類、果実、海藻、甲殻類(エビやカニ)の殻などに含まれる
水溶性食物繊維
特徴
- 粘性
粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
- 吸着性
胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。
- 発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。
含まれる食品
昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも、大麦、オーツ麦などに含まれています。
その他
レジスタントスターチ
レジスタントスターチとは消化されないデンプンで食物繊維ではないが腸内細菌の餌となるもの。
「レジスタント」=「消化されない」、「スターチ」=「でんぷん」という意味
ジャガイモやご飯を冷やした時にレジスタントスターチが増えると言われています。
またデンプンは糖なので、炭水化物の物に含まれるています。
ドラックストアに売っている難消化性デキストリンもその一種となります。
特徴
- 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の併せ持った特殊の糖になります。
- 腸内細菌の餌となり整腸作用がある
- 血糖値を抑える作用
- 栄養として吸収されないので、カロリーが半分になるようです。
まとめ
食物繊維は腸内の餌となるので、とても重要な役割となります。
腸内細菌が少ないと腸の運動が悪くなったり、ホルモンの生成にも関わってきますので、腸内環境を整えるようにしていきましょう。
次回はプロバイオテックについて説明していきます。