こんにちは!
今回のテーマは「腸内の活性化!ビフィズス菌は熱で死ににくい!」です。
善玉菌は胃の酸で少なくなったり、熱を加えると少なくなったり、なんともデリケートな菌でございます。
そんななか、ビフィズス菌は熱に強いよって研究がありましたので、ご紹介致します。
加熱処理したビフィズス菌でIBS症状が軽減
ドイツのランダム化比較試験
加熱により不活性化したビフィズス菌を摂取すると、過敏性腸症候群(IBS)患者の症状が軽減する可能性があることが、ハンブルク大学病院(ドイツ)のPeter Layer氏らが実施したランダム化比較試験で示された。研究の詳細は「The Lancet Gastroenterology & Hepatology」4月8日オンライン版に発表された。
Layer氏らは今回の臨床試験で、加熱処理したビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)のIBS症状緩和に対する有効性を検証した。ビフィドバクテリウム・ビフィダムはビフィズス菌の一種。同氏らは「加熱処理した菌をプロバイオティクス製品として用いることで、生きた菌を用いた従来のプロバイオティクス製品よりも保存期間が延び、長期の保管や持ち運びが可能になり、サプリメントとしての実用性が高まる」と説明している。
今回の臨床試験では、成人のIBS患者443人を対象に、加熱により不活性化したビフィドバクテリウム・ビフィダムを摂取する群とプラセボを摂取する群とにランダムに割り付け、8週間にわたり摂取してもらった。
その結果、ビフィドバクテリウム・ビフィダム摂取群では、34%の患者で4週間以上にわたり腹痛や腹部膨満感、排便習慣が改善したのに対し、プラセボ群で効果の見られた患者は19%にとどまることが分かった。
IBSは消化器疾患の一つで、米国立衛生研究所(NIH)によると、米国人のIBS有病率は12%と推定されている。主な症状は腹部膨満感や腹痛、便秘または下痢(一部の患者は両方)などである。治療は、食習慣や生活習慣の改善と腸の運動を整えるための薬物治療が中心だが、これらに加えて、生きた菌を含んだプロバイオティクスサプリメントの摂取を勧められることもある。
この論文の付随論評を執筆したニューカッスル大学(オーストラリア)の消化器専門医で教授のNicholas Talley氏は、「患者にプロバイオティクス製品を1カ月ほど試してもらい、効果がない場合は別のブランドの製品に変えてもらっている」と話す。ただ、患者に特定の製品を勧めるだけの強固なデータは得られておらず、「これまでのエビデンスに基づくと、プロバイオティクス製品によるIBSの症状改善効果はそれほど高くはない」と説明している。
この試験には関与していない、米レノックス・ヒル病院の消化器専門医であるElena Ivanina氏は「この臨床試験は、特定の腸内細菌がIBSの症状改善に有効なこと、また、加熱処理した菌の有益性を明らかにしたという点で歓迎すべき報告だ」と評価する一方で、「不活性化した腸内細菌が有益な理由は、まだ明らかになっていない」と指摘。プラセボ群でも19%の患者で症状が改善しており、「この割合はかなり高く、臨床的に意味がある」と述べている。
また、前出のTalley氏は、いずれの群においても大多数の患者では明らかな症状の改善が見られなかったことに言及。「プロバイオティクスサプリメントがもたらす全体的なベネフィットはそれほど大きくはない」とし、IBS治療の第一選択は食習慣の改善であり、プロバイオティクスの摂取は補助療法としての位置付けであると助言している。
加熱処理したビフィズス菌でも効果が見られた。
ただしサプリメントでも効果あるけど基本は食事から改善してね。
って事ですね。
コロナの問題でストレスを抱えると腸内環境が劇悪になるので、腸内環境を整うような食事はより行った方が良いと思いました。
ちょっと前にTwitterでラッシーの作り方がありました。
牛乳:ヨーグルト:砂糖=1:1:適量
で簡単に出来ちゃいますし、ヨーグルトのビフィズス菌も取れちゃう。
私はそこにオオバコ(サイムリム)という食物繊維を加えてゼリーを作りました!
プロバイオテックスと食物繊維の組み合わせは腸内環境の改善に最適です。
キムチとか納豆などの発酵食品は善玉菌が豊富に入っていますのでしっかりと取っていきましょう!
【郡山市接骨院】きのした鍼灸接骨院
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