こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「健康診断の結果を生かすために⑤赤血球・血色素量、白血球・ヘマトクリット」です。
血球系をテーマに今回は行います。
血球系は血液内の細胞でとても大事なものになります。
血球の簡単な説明からどんな症状が関わっているのかお伝えしていきます。
赤血球数
赤血球に含まれるヘモグロビンによって体内の細胞に酸素を運び、二酸化炭素を運び出す働きがあります。また栄養を運ぶ働きもあります
基準参考値 [男性438~577万/μL ・女性376~516万/μL]
ヘモグロビン
別名血色素といわれるように、人間の血が赤いのは、このヘモグロビンが赤いからです。貧血になると顔色が悪くなるのはヘモグロビンが減少するためです。
基準参考値 [男性13.6~18.3g/dL ・女性11.2~15.2g/dL]
ヘマトクリット
一定量の血液中に含まれる赤血球の容積の割合。
基準参考値 [男性40.4~51.9% ・女性34.3~45.2%]
数値が「高い」場合に考えられる主な病気
多血症 (赤血球が徐々に増え、白血球や血小板も増加。血が流れにくくなって、
血管がつまりやすくなる)
数値が「低い」場合に考えられる主な病気
鉄欠乏性貧血
病気やケガによる出血が原因の貧血
(痔・胃潰瘍・子宮筋腫など。気づかないほどの少量の出血でも長期続くと貧血に)
悪性貧血(ビタミンB12の不足)
血清鉄
赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となります。出血性貧血や食事からの摂取が不足すると低値になり、溶血性貧血では高値になります。
基準参考値 [男性60~210μg/dL・女性50~170μg/dL]
不飽和鉄結合能
鉄欠乏性貧血では高値に、悪性貧血・肝疾患などでは低値になります。
基準参考値 [男性120~330μg/dL・女性110~425μg/dL]
白血球数
感染症など炎症性の病気や白血病などで増加。減少すると防御反応が低下します。
基準参考値 [3500~9700/μL]
血小板数
止血作用があります。極端に少ないと出血しやすくなります。増加する場合は血栓症に要注意。
基準参考値 [14.0~37.9万/μL]
血球が少ない場合は、腎臓や骨髄の働きが弱っている可能性があったり、単に栄養不足の可能性があります。
食習慣の見直しと適度な運動で改善できるケースはありますが、体内の機能の低下や病気になっているかはお医者さんの診断が必要となります。
耐えられるから大丈夫と我慢すると、治らなくなる場合がありますので、早めにご相談すると良いと思います。
無理する事は良くありませんので、適度に休みつつ過ごしていきましょう!