健康系

健康診断の結果を生かすために③AST・ALT・γ-GTP

こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。

今回のテーマは「健康診断の結果を生かすために③AST・ALT・γ-GTP」です。

私は以前体重が90㎏あった頃、こちらの数値に引っかかった事があります。

要検査が出て、病院の先生に診察してもらい受診したところ

「脂肪肝の疑いがありますので、ダイエットしてください。」

って言われました。

内臓脂肪が多く肝臓にたっぷりついていたのかも知れないですね。

80㎏前半になったら正常値に戻りましたが、体重は大体80㎏で変わりませんでした。

生活習慣を変えるだけで血液検査の値が変わります。

そこで、AST ・ALT・γ-GTPについて調べてみました。

 

AST ・ALT・γ-GTPに関係する疾患

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、γ-GTP は胆管でつくられる酵素で、いずれも「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。
肝細胞が破壊されると血液中に放出されるため、その量によって肝機能を調べることができます。

AST、ALT

健康な方の血液中にもみられますが、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるため、値が上昇します。

心筋や骨格筋、赤血球中などにも多く含まれているASTと比べて、ALTは主に肝臓中に存在しているため、肝細胞の障害の程度を調べるのに適しています。健康な人ではALTよりASTが高値を示しますが、肝障害の場合、ALTの方が高くなります。

γ-GTP

たんぱく質を分解する酵素で、肝臓、腎臓、膵臓などの細胞に含まれており、これらの組織に障害が起こったり、肝・胆道系に閉塞があると、血液中に流れ出てきます。
したがって、肝臓および胆道系疾患のスクリーニング(選別検査,ふるい分け)としてよく用いられます。

またγ-GTPはアルコールに敏感に反応し、肝障害を起こしていなくても、普段からよくお酒を飲む人では数値が上昇します。ただし健康な人は、一時的にγ-GTPの数値が上昇しても、すぐにもとに戻るので、一定期間禁酒した後にγ-GTPの再検査をすれば、アルコールによる上昇か、肝臓や膵臓などの障害による上昇かの区別は簡単につきます。

また最近では、アルコールに関係なく生じた非アルコール性脂肪性肝炎(アルコールに関係なく肝臓に中性脂肪がたまり、それが原因で起こった肝炎)でも、γ-GTP値が上昇することがわかってきました。

基準値(正常値)と、基準値外(異常値)の場合に疑われる病気

項目 基準値 疑われる病気
AST (GOT) 7~38 IU/L 高値:急性肝炎劇症肝炎慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がんなど
ALT (GPT) 4~44 IU/L
γ-GTP 男性:80 IU/L以下
女性:30 IU/L以下
高値:急性肝炎慢性肝炎肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪性肝炎、薬剤性肝障害、胆道系疾患など

※基準値は検査機関によって異なることがあります。

(金井正光 編: 臨床検査法提要改訂第32版, 東京, 金原出版, 2005)

参照:肝炎net
肝機能を高める方法
肝臓をいたわり、肝機能を高める生活
基 本
(1)十分な睡眠をとる
(2)ストレスをためこまない
(3)栄養バランスの良い食事
(4)運動不足にならない
 肝臓を強化するための食事 
(1)高タンパクで適正カロリー
(2)油脂や糖分が適量である
(3)高ビタミンである

健康クラブ参照

またコーヒーを飲む人は飲まない人と比べて肝臓癌のリスクが低い傾向にあるようです。
コーヒーは肝臓の負担を軽減に役立つようですので、数杯のコーヒーを飲むのもありかも知れませんね。
まとめ
ウィルス感染の場合は、お医者さんの薬の処方が第一選択となります。
原因が何なのかお医者さんの診断を受けて特定していけたら良いと思います。
一番はならない事ですので、普段の食事を気を付けて行きましょう!

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