こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「ホエイプロテインの種類の違いについて」です。
プロテインにはホエイ、ガゼイン、ソイプロテインという種類がありますが、ホエイプロテインにも製法の違いによって価格も成分も違っています。
そこでホエイプロテインの種類と製法の違いについて説明致します。
製法の種類
・WPC(ホエイプロテイン・コンセントレート)
・WPI(ホエイプロテイン・アイソレート)
・WPH(ホエイプロテイン・ハイドロリサイト)
WPC
日本で最も一般的なホエイプロテインは、「WPC(ホエイプロテイン・コンセントレート)」
原料になる乳清をフィルターで膜処理し、ろ過して得られた液体を濃縮する製法で、最も安価な製法です。
タンパク質だけでなく、乳糖も残ってしまうため、乳糖不耐症の方はお腹を壊すこともあるようです。
牛乳でお腹を下す事が多い方などは、特に注意が必要です。
WPC製法の場合、タンパク質の配合量は80%ほどになります。
また、コンセントレート商品はビタミン類が入っております。
個人的な意見ですが、マルチビタミンのサプリに効果が無いとか、ビタミンのほとんどのサプリは悪い反応も起こるって言われているので、ビタミン類は気にしなくて良いのかなとも思っております。
食材からビタミン類は摂った方が良いのは間違えないですからね。
WPI
WPCでは乳糖の不安、タンパク質量の少なさに不満がある方は「WPI(ホエイプロテイン・アイソレート)」です。
イオン交換式とも呼ばれ、WPCで抽出したタンパク質をさらにイオン交換で濃縮して、タンパク質以外の物質をほぼ除去したプロテインです。
タンパク質配合量が90%以上含まれており、乳糖もほぼほぼ含まれていないため、乳糖でお腹を下しやすい人でも安心して飲むことが出来ます。
価格は高くなりますが、高純度のタンパク質を素早く摂りたい方、乳糖不耐症の方などはこちらがオススメです。
WPH
ホエイプロテインは吸収速度が早いことが大きなメリットですが、そのメリットを最大化したものが「WPH(ホエイプロテイン・ハイドロリサイト)」。
WPHプロテインは「ホエイペプチド」とも呼ばれ、乳清から抽出したタンパク質をペプチド状にしたものです。
タンパク質は、胃で消化された後に十二指腸に移動し、ペプチドというアミノ酸がいくつか繋がった物質に分解されます。
その後、小腸、大腸でペプチドがさらに単体のアミノ酸に分解され、吸収されるのです。
WPHプロテインは、タンパク質に酵素を加えを加水分解して、あらかじめペプチドに分解しておくことで、体内での消化吸収を極めて迅速にしたものです。
元々半分消化してあるようなものですから、消化の手間はほぼかからず、またペプチド状で摂取することで、インスリンの分泌を促進する効果もあるようです。
価格は高くなりますが、トレーニング後の迅速な栄養補給には最適のようです。
CFM
CFM製法とは高度な技術のセラミックフィルターでホエイたんぱくを精製する製法です。
WPCの膜処理ろ過の良いところとWPIのイオン交換の良いところの併せ持った製法になります。
安全性も最も高く、アスリートに好まれるプロテインのようです。
CFD