こんにちは!
今回のテーマは「ストレスから体の痛みが起こる理由」についてです。
ストレスとは外部からの体に影響を及ぼすもので良いも悪いもありません。
しかし、長期間ストレスを与え続けると体が反応し続けて疲弊し、対応出来なくなります。
そこで、ハンス・セリエさんが言っていた「ストレス学説」について説明していきます。
ストレス学説
第1期(警告反応期)
この警告反応はストレス刺激をうけた最初の時期にあらわれ、ストレス刺激の種類にかかわらず人体にきまりきった反応と非特異的な各種症状を起こします。またストレス刺激が弱すぎも強すぎもしない場合には警告反応は2つの相すなわちショック相と反ショック相に区分されます。ショック相は症状が軽い場合で適応ホルモンの関与はない場合であり、他面反ショック相はショックに対する防御反応の時期でありショック相とは反対の病状を呈します。
例)
筋トレをして筋線維にダメージを与えたら筋肉が成長する
怒られた時に反骨精神でやる気がアップする
食事の量が減った時に、脂肪や糖を燃焼して痩せる
第2期(抵抗期)
抵抗期とは当初与えられたストレス作因(刺激)に対しては抵抗は強いが他のストレス作因に対しては反ショック期よりもかえって弱くなることです。いわば他のストレス作因に対する抵抗力を犠牲にして今与えられているストレス作因に対して全抵抗力を傾け尽した形となります。
例)
・筋トレをしても成果が上がらなくなってきた
・会社で起こられた時に何も感じなくなってきた
・食事を減らしても体重減少がなくなってきた
・ストレスで集中力の低下、記憶力の低下
・体の炎症が強くなる
など
第3期(疲憊期)
抵抗期が長く続くと適応反応を維持しきれなくなって抵抗期とはちがった症候群があらわれてきます。これは生物の適応エネルギーには限度があるために適応力が衰えてゆくためで人間の生命に危険をもたらします。
例)
・ストレスで胃炎になった。
・いつも出来ている事が出来なくなった。
・筋トレの回数や重さが低下して筋力が少なくなった(オーバートレーニング)
・本能に逆らえず理性が効かなくなった。
・免疫力が低下して内臓の病気になる
など
ストレスによって強くなりますが、過度なストレスは身体に害となります。
気づかないうちにストレスが溜まっているケースもありますので、ストレス対策は取れた方が良いと思います。
完璧主義者や自分を追い込む事が好きな人はいつの間にか、大変な事態になりかねないのでほどほどに!