こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
ニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジーによって考案された体操です。
昔は腰の痛い患者に腰を反らす動作は痛みが増強するのでしてはいけない時代でした。
病院は混雑していてマッケンジーさんが患者さんにベッドでうつ伏せになるように伝えて待ってもらっていたら、なんとリクライニング式のベッドは、上半身部分が上がったままになっていて、患者さんは反らした姿勢のうつ伏せで待っていました。
マッケンジーさんはとんでもない事をしてしまったと思っていたら、患者さんは調子が良くなったと言って経過をみたら、次の日も同じ事を試してみたら、調子が良くなったと。
この偶然の出来事がきっかけで、腰を反らす禁忌を覆すマッケンジー体操が生まれました。
マッケンジー体操のやり方
①うつ伏せの姿勢から図のように上半身を反らします。
②痛気持ちいいくらいのキープしてからゆっくり下ろします。
①うつ伏せの姿勢から腕を使って上半身を痛みが出る一歩手前くらいまで反らします。
②反らした姿勢で腹式呼吸を3回ゆっくり行ってから戻します。
図では10回ですが、5回からでも自分のお身体と相談しながら行うと良いと思います。
マッケンジー体操の注意
腰痛の約7割に効果があると言われておりますが、過度にやりすぎると危険です。
自分のお身体と相談しながら無理のない範囲で行って下さい。
ぎっくり腰の場合は絶対にしないでください。
反り腰での腰痛の場合はマッケンジー体操より、キャットポーズの方が有効だと思いますのでそちらも試してみてはいかがでしょうか?
以上です。
お身体の悩みがございましたらご遠慮なくご相談下さいませ。