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高齢女性の痩せと糖尿病が認知症のリスクが高い

こんにちは!

今回のテーマは「高齢女性の痩せと糖尿病が認知症のリスクが高い」です。

 

認知症は大問題になってきていまして、認知症になると自分のしている事が認知出来なくなって、他の人から見ると異常行動をしているようになります。

認知症になってしまってからでは、治らない病気ですので、若いうちからしれっと予防に繋がる行動をする事が良いものとなります。

ここで、最近の研究発表で高齢女性の認知症になった人はどんな人が多いのか発表がありましたのでご紹介致します。

 

日本の高齢者、痩せと糖尿病が認知症リスクに

 

わが国の高齢者において、痩せていること(BMI 18.5kg/m2未満)と糖尿病が認知症発症のリスク因子であり、BMIが低いほど認知症発症率が高いことが、JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study:日本老年学的評価研究)のコホートデータを用いた山梨大学の横道 洋司氏らの研究で示された。また、本研究において認知症発症率が最も高かったのは高血圧症を持つ痩せた高齢者で、次いで脂質異常症を持つ痩せた高齢者であった。Journal of Diabetes Investigation誌オンライン版2019年6月17日号に掲載。

本研究では、高齢者における糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満(BMI 25kg/m2以上)、痩せ(BMI 18.5kg/m2未満)に関連する認知症リスクを比較し、さらにこれらの代謝性疾患とBMIの組み合わせに関連する認知症リスクも調査した。対象は、2010年に健康診断を受けた高齢者(平均年齢73.4歳)で、平均5.8年間追跡した。認知症は介護保険登録を用いて調べ、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満、痩せは、服薬もしくは健康診断結果で評価し、認知症発症率と調整ハザード比(HR)を計算した。

主な結果は以下のとおり。

・参加した高齢者3,696人のうち、338人が認知症を発症した。
・標準体重で該当する疾患がない人を基準とすると、男女それぞれの調整HR(95%信頼区間)は、糖尿病では2.22(1.26~3.90)および2.00(1.07~3.74)、高血圧症では0.56(0.29~1.10)および1.05(0.64~1.71)、脂質異常症では1.30(0.87~1.94)および0.73(0.49~1.08)、BMI 25~29.9kg/m2では0.73(0.42~1.28)および0.82(0.49~1.37)、痩せでは1.04(0.51~2.10)および1.72(1.05~2.81)であった。
・脂質異常症を持たない標準体重の男性と比較して、脂質異常症を持つ痩せた男性のHRが4.15(1.79~9.63)、高血圧症を持たない標準体重の女性と比較して高血圧症を持つ痩せた女性のHRが3.79(1.55~9.28)と、認知症リスクが有意に高かった。
・認知症発症率が最も高かったのは高血圧症を持つ痩せた高齢者で、次いで脂質異常症を持つ痩せた高齢者であった。

 

個人的な見解

生活習慣病でリスクが4.15倍アップ

瘦せた女性で高血圧は3.79倍アップ

 

と恐ろしい結果ですね・

瘦せた女性って事は筋肉量が低いか栄養不足かどちらかが要因だと思いますが、筋肉の動かす量が増えると血圧低下するって話もあります。

人間の血液の流れの一つである、筋ポンプが全然出来ていないので、心臓が頑張る分の血圧が高くなっちゃうんでしょうね。

 

つまりは、運動しようぜって話になりそうですね。

 

まとめ

生活習慣病にならないためにも、日頃からアンチエイジングは必要だなとますます感じました。

ピンピンコロリを目指すためには、アンチエイジングに心掛けていきたいところですね。

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