ジャーナル

固定観念から抜けれない話

こんにちは!

今回のテーマは「固定観念から抜けれない話」です。

人間は成功体験があると固定観念から抜けれなくなります。

私もそうですし、ほとんどの人が固定観念から抜けにくいです。

 

そこで、医療ニュースで個人的に面白いニュースが載っていたのでご紹介致します。

 

日本での風邪診療の「カルチャーショック」

患者満足と医療経営、両立はできないのか?

 

 多剤処方で本当に患者は満足するのか

ほとんどの風邪に対する薬物療法の医学的エビデンスが「良くてグレー」なのであれば、どのようにすれば日本の風邪患者に多剤処方せずに満足してもらえるのだろうか。

日本の病院で働いていると、「日本人は薬が好きだ」という医療者側の意見をよく耳にする。確かに欧米に比べ、日本の患者は風邪に対して薬を求める傾向はある。しかしどの国でも「薬が嫌い」な患者も一定数いる。一方で、情報過多の時代の中であれ、適切な医療情報にありつけず、「薬は絶対必要」という間違った固定観念を持った患者も一定数いる。

つまり、同じ日本人患者でも多様な価値観と解釈モデルがあり、それに応じた説明と処方が適切なはずだ。どんなに医療者が優しい態度で質の良い医療を提供していても、「患者の解釈モデルを理解し、価値観に応じた治療」でなければ患者は満足できない。

 「風邪の患者との対話は患者満足につながる」

日本医師会の調査でも「医師の説明」は、受けた医療の満足度に最も大きく影響していることが分かっている。つまり患者の治療に対しての解釈モデルを理解する姿勢を見せ、話し合うことでも患者の満足度は各段に高くなる。

例えば日常の風邪診療に対して、初診時に抗菌薬をどうしても欲しがる患者にも遭遇する。そのような患者に対して、私は英国家庭医療の後期研修医時代の指導医から「delayed prescription」という方法があることを教わった。抗菌薬を処方するものの、一定期間(数日〜1週間)服用を待ってもらい、症状が継続、増悪した場合に患者の判断で服用してもらう方法である。

2017年のCochrane Reviewでは、咽頭痛や中耳炎の患者に対する「抗菌薬投与群」と「delayed prescription群」を比較したところ、患者満足度はどちらも同等(91% vs 86%)である一方で、抗菌薬使用率は「delayed prescription群」で有意に減少した(93% vs 31%)とまとめられている。

 

一部引用:https://www.m3.com/news/iryoishin/715446

 

 

個人的な見解

薬を出さなければ医者の意味が無いとか、薬を多く出すほど患者を考えていると思っているかもとか固定観念があります。

実際医者の診断が重要ですし、風邪様の症状がある時に

 

・風邪
・インフルエンザ
・肺炎
・その他の肺疾患

 

風邪と診断されれば、様々な対策できると思います。

しかし、風邪じゃなければ自分で対応して良い事は少ないとと思います。

 

診断がとても重要なわけです!

 

また薬を多く出すってところですが

風邪には抗生物質がほぼ効かないが言われています。

風邪の9割はウィルス性で抗生物質の効く細菌性は1割です。

 

上記のdelayed prescriptionもありだと思います。

しかし毎回これをやったら、結局処方には変わりはなく医療費も増えるなぁとも思います。

 

抗生物質を出さない医者は信用できないと言う患者は固定観念の固まりで医者も悩ませるのかなと思いました。

 

別の話になりますが、

 

仕事や部活などで、量をやった人が人より努力している風習があります。

 

できない人は努力するしかないと決めつけて、量をやらせるようにします。

 

ただ、その分体力は消耗して集中力が続かず、能力が伸びないなんて結構多々あります。

 

固定観念を捨てて、もしかしたらやり方が間違ってるかも知れないですし、量を下げて短い時間の方が集中力がまして成果があがるかも知れません。

 

なので、結局のところは計画と実行と結果を見て自分にあっているのか見るしかないんですな。

 

まとめ

固定観念は捨てれば、違う考えが生まれてくるかもしれないです。

 

そんな時はソクラテス問答法を学んでみてはいかがでしょうか?

 

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