こんにちは!
今回のテーマは「人間の体温は低下している」です。
私が人間の体温を習った時は36.8度と習いました。
過去から現在にかけて、環境が変わっているので人間もそれに合わせた状態へと自然と変わります。
なんだか、最近のニュースで人間の体温は低くなっている傾向にあるよとニュースになっていたのでご紹介致します。
「平熱37度」はもはや常識ではない?
体温は19世紀から下がり続けている
欧米では長らく、平熱の目安は摂氏37度と考えられてきた。しかし、米スタンフォード大学医学部教授のJulie Parsonnet氏らの研究で、米国成人の体温は19世紀から下がり続けていることが明らかになった。同氏は「子どもの頃に教わった“平熱37度”は、もはや常識ではない」と述べている。研究の詳細は「eLife」1月7日オンライン版に掲載された。
平熱の目安は、1851年にドイツの医師が37度とすることを提唱して以来、それが一般的とされてきた。しかし、近年では、その基準は高すぎるとする研究報告が相次いでいる。例えば、約3万5,000人の英国成人を対象とした最近の研究では、平均体温は約36.6度であると報告されている。
今回の研究は、南北戦争の退役軍人の兵役記録や医療記録から収集した1862~1930年のデータと、1971~1975年に実施された米国国民健康栄養調査(NHANES)データ、米スタンフォード大学病院の患者データベースから収集した2007~2017年のデータを用いたもの。1862年から2017年の間に測定された計67万7,423件の体温データを分析した。
その結果、2000年代に生まれた男性の平均体温は、1800年代初期に生まれた男性よりも0.59度低かった。一方、2000年代に生まれた女性の平均体温は、1890年代に生まれた女性よりも0.32度低いことが分かった。全体として、米国人の体温は10年ごとに0.03度低下していることが明らかになったという。
Parsonnet氏らは、米国人の平均体温が下がった理由の一つとして、代謝を上げる炎症が減ったことを挙げている。「感染症などで炎症が起こると、代謝を上げて体温を上昇させるタンパク質やサイトカインが産生される」と同氏は説明する。しかし、過去200年の間に、医療の進歩や衛生状態の改善、食生活や生活水準の向上により、公衆衛生面が劇的に改善したことで、こうした炎症を起こすことが減ったと考えられるとしている。
また、住環境が快適になったことも、体温が低下した一因である可能性がある。19世紀とは違い、現代の住居では、セントラルヒーティングやエアコンがあたりまえのものとして設置されており、快適な暮らしが送れるようになった。そのような環境では、体温を維持するために、より多くのエネルギーを消費する必要もなくなったことは大きいという。
Parsonnet氏は「200年前と比べ、室温や微生物との接触、入手できる食品などを含めた生活環境は大きく変化した。われわれ人間は、生理学的な変化を遂げていると言える」と話している。
参照:https://www.m3.com/clinical/news/722068
体温の低下の原因
・感染症による炎症が減った事により体温を上げるタンパク質減
・エアコンなので快適温度で過ごせるようになったため、体温を上げる必要が無くなった
なるほどなぁ。
この体温の変化は良いことなのか、悪い事なのかさっぱり分かりませんが、代謝が落ちているって事は太りやすくなっているんだろうな。
あくまで個人的な見解ですが、昔の時代と比べると体内が周りの環境で自動的に代謝を上げられない分を現在では運動で補わないといけないのかなとも思います。
また、タンパク質摂取量が低下すると感染症の対策で体温が上げにくく、筋肉を分解してタンパク質を作るようになるので日頃からタンパク質はしっかりととならないとなぁと感じました。
19歳以上64歳以下の人向け運動ガイドライン
運動量は?
- 毎週、緩めの有酸素運動を少なくとも150分、もしくは激しい有酸素運動を少なくとも75分
- 主要筋肉全てを動かす筋力トレーニングを週に2日かそれ以上
- 軽い運動を行い、長時間座り続けるのを避ける
緩めの有酸素運動とは?
- 早歩き
- 水中エアロビクス
- 平らな道か上り下りが少ない道で自転車をこぐ
- テニスのダブルス
- 芝刈り機を押す
- ハイキング
- スケートボード
- ローラーブレード
- バレーボール
- バスケットボール
激しい運動とは?
- ジョギングもしくはランニング
- 速く泳ぐ
- 高速で、もしくは山道で自転車をこぐ
- テニスのシングルス
- サッカー
- ラグビー
- 縄跳び
- ホッケー
- エアロビクス
- 体操
- 総合格闘技
筋力強化になる運動は?
- ウェイトリフティング
- エクササイズバンドを使った運動
- 腕立て伏せや腹筋など自重を使った運動
- 手やショベルを使った穴掘りなど重労働を伴うガーデニング
- ヨガ
有酸素運動と筋力強化を同時にできる運動は?
- サーキットトレーニング
- エアロビクス
- ランニング
- サッカー
- ラグビー
- ネットボール(英国で盛んなバスケットボールに似た競技)
- ホッケー
出典:英国民保健サービス(NHS)
タンパク質摂取と運動量の目安は最低限クリアできるようにしないとまずいんだろうなとつくづく感じました。
日頃やれていないかたは習慣化するようにしましょう!