健康系

猫にいる寄生虫「トキソプラズマ」

こんにちは!

今回のテーマは「猫にいる寄生虫「トキソプラズマ」」です。

 

猫に常在している寄生虫トキソプラズマを知っていますか?

 

そのトキソプラズマについてざっくりと説明していきます。

 

トキソプラズマ感染症

トキソプラズマは猫の糞便に多く寄生しているようです。

基本的に直接触る人はいないと思いますが、処理後は手洗いをしっかりする事が重要です。

 

トキソプラズマには先天性と後天性があります。

妊娠中の女性がトキソプラズマ症にかかると子供に先天異常をきたす事があるようです。

 

免疫力の低下している方だとトキソプラズマが悪さして最悪重篤なケースに陥る場合もあります。

健康体の人は不快感や寒気、熱、全身の痛みなどの症状に襲われる程度で免疫が獲得出来たら症状が治まります。

 

妊娠中の子供に与える影響が多いので、なるべくは妊娠中の方以外の人が処理をする事をオススメします。

 

トキソプラズマと性格への影響

◆トキソプラズマがネズミの行動をねじ曲げる

1980年代、研究者はトキソプラズマに感染したネズミが、極端に活動的になり、身繕いをほとんどしなくなるという異常な挙動に気づきました。そして1994年、オックスフォード大学の疫学者であるジョアン・ウェブスター博士が、嚢胞を体内に持つネズミは持っていないネズミと異なり、ネコから逃げようとせずに逆に近づいていくことを発見しています。

ウェブスター博士はこの「ネズミがネコにすり寄っていく現象」について調査を行い、これはネズミの体内に寄生するトキソプラズマが終宿主であるネコの体内に移動するためにネズミを操っているのではないか、と推測しました。その後の複数の研究から、トキソプラズマは神経作用と遺伝子発現によりネズミの行動を変えてしまうことが判明しています。

ある実験では、トキソプラズマに感染したネズミと感染していないネズミにネコのニオイをかがせてその反応を調査しています。この実験ではトキソプラズマに感染していないネズミが周囲を警戒し始めたのに対し、感染しているネズミは全く警戒心を示さなかったそうです。さらに、2011年にスタンフォード大学で行われた研究では、トキソプラズマに感染したネズミがネコのニオイに性的に興奮して引きつけられる、ということも明らかになっています。

 

ほ乳類の脳には「防衛」と「生殖」を司る部分がニューロン経路に並行して存在します。ニューロン経路は嗅球からスタートして大脳辺縁系で終わるのですが、ネズミの脳を解剖したところトキソプラズマに感染した個体は大脳辺縁系周辺の嚢胞が感染していないネズミよりも格段に多いことが判明しました。さらに、トキソプラズマに感染したネズミがネコのニオイを嗅ぐ際の脳の反応を観察したところ、ニューロンの「生殖」に関する経路が雌のネズミのニオイを嗅いだ際ろ同じような反応を示したことも明らかになっています

これらの結果は、トキソプラズマに感染したネズミの神経作用が「防衛」から「生殖」に切り替わっていることを示唆しています。つまり、通常のネズミが危険を感じるニオイを雌の香りと勘違いしてしまうわけです。さらに、他の研究ではトキソプラズマが宿主の性行動に関する神経伝達物質の生成レベルを高めることも明らかになっており、この物質の増加を止めると、トキソプラズマに感染したネズミがネコの香りにつられてネコに近づくという奇妙な現象も起きなくなったという研究結果も公開されています。

 

参照:https://news.livedoor.com/article/detail/9940433/

 

つまりは、窮鼠猫を嚙むって言葉がありますが、あんなに体格差があるのに攻撃を仕掛けるのにはトキソプラズマが関係しているのではないかと言われています。

 

人間でも脳の経路は大体同じなので、猫を飼っている人は積極的な行動をしたり、自分を顧みないで攻撃的な行動をとるかも知れないですね。

 

性格に悪いも良いもないので、その性格を利用して色々とやってみたら良いのかなと思いました。

 

まとめ

 

感染症の話は怖いかも知れませんが、猫を飼うとストレスが激減されて、免疫力が高まる可能性が示唆されています。

病気を気にするより、楽しみや幸せな行動を定期的に取り入れて日頃をストレス発散の方が結果的に病気になりません。

 

動物好きな方は猫を飼ってみてはいかがでしょうか?

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