いきなりですが、マイクロスリープって知っていますか?
マイクロスリープとは、何か作業中にもかかわらず一瞬寝てしまう事を言います。
皆様は人の話を聞いている途中で急に寝てしまった経験はありますか?
私はあります。
睡眠時間が4時間程度で仕事をして帰ってきてを繰り返してました。
正直、仕事中に何度もマイクロスリープが起きた時期がありとてもどうしていいか分からなくなっていました。
最近は寝る時間を確保しているので全然マイクロスリープが起きなくなったので、単純に睡眠不足なのかなと思います。
どれくらいでマイクロスリープが起きるのか研究がありますのでご紹介致します。
タッチパネル式のパソコンを使い、ランダムに光が点灯しそこを押すテストを行いました。
タッチする反応速度や正確性を調べる事でどのような推移をするのか調べています。
このテストを10分間のテストを15日間研究したもので、被験者は
・寝ない
・4時間睡眠
・6時間睡眠
・8時間睡眠
の4つのグループに分けて検査をしました。
寝ないグループは最初に受けたテストより次に受けたテストは
400%低下
したようです。
受ける度に、テストの成績は落ちていったようです。
4時間睡眠のグループは受ける度に成績は低下していき、
なんと6日目には寝ないグループと同じ、成績は400%低下したようです。
4時間睡眠が続くと寝ていないのと同じくらいの集中力になってしまうようです。
6時間睡眠のグループもまた受ける度に成績は低下。
4時間睡眠のグループよりは低下の速度は遅いが10日目には寝ないグループと一緒の成績になったようです。
8時間睡眠のグループは成績は変わらず。
良いパフォーマンスの状態をキープしていた。
この事から、睡眠時間が短い状態が続くと能力が低下していく事が分かると思います。
また、この試験の間、起きていれば光を触れるはずが、時々くるマイクロスリープにより光が点灯した事に気づかず触れない事も起きています。
日頃から集中出来ないや途中で一瞬記憶が飛ぶ場合は、睡眠不足が関わっている可能性があります。
ちょっと体調が優れない場合はしばらくの間、睡眠時間を1時間でも多くできるように工夫するのもありだと思います。
高校生くらいになると、部活動で朝練と夜練があって、運動する機会が多くなる生徒もいます。
朝が早くて、夜も遅いとなると、睡眠時間が確保するのも大変です。
知らず知らずのうちに睡眠時間を削る事になって、集中力やパフォーマンスが低下していきます。
寝ない事でパフォーマンスが低下して昨日出来ていたことが出来なくなったり、人の話を聞くのには集中力が必要で、先生の話を聞いていると寝てしまう事もあると思います。
しかし、疲れていたら眠くなるでしょ?って思う方もいるかもしれないですが、激しい運動をすると体の自律神経である交感神経が優位になってしまって寝ようと思っても寝れないのです。
これが負のループとなる原因です。
練習を休ませて、早く寝てもらうか、運動時の適切な栄養補給や運動後のケアをしていかないと練習について行けなくなります。
根性論では話にならないのです。
生徒の体調を常に気にしながら、練習強度や休みを決めてもらいたいですね。
車の運転での睡眠による事故の原因は大きく分けて2つあり
・運転しながら寝てしまう
・運転している途中で一瞬寝てしまう。(マイクロスリープ)
運転しながら寝てしまう事は少なく、よっぽど寝ていないケースの場合は起きます。
マイクロスリープに関して、上記のテストのように積み重ねの睡眠不足によって起きてします。
もしハンドルを握ったまま1秒寝てしまった場合はどうなるでしょうか?
その1秒でハンドルが回ってしまって気づいた時には、車が反対車線に飛び込んでしまう可能性があります。
とても危険な状態です。
福島県は車社会ですので、皆様は運転していると思います。
睡眠不足は仕事だけではなく、命にも関わるので、気を付けていきましょう!
マイクロスリープは体が睡眠を求めているサインです。
そこで、眠くなるのは自分のやる気がないんだと思うのではなく、日頃の睡眠が足りていないだけです。
睡眠は大切ですので、しっかり時間を確保していきましょう!