こんにちは！きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回は「頸椎症」についてです。
頸椎症とは狭い狭義の意味で、加齢により退行変性による頸椎の変化で痛みによるものです。
広い狭義の意味では、首周辺の異常を指す事もあります。
症状
首から肩周辺の痛みを伴い、特に後屈すると痛みが増強します。症状がひどくなると神経を圧迫して肩から手の方まで痺れが出現する頚椎症性神経根症や脊髄を圧迫して手が動かしにくく、お箸や字を書くのに不器用になったり、足がもつれるようになったりなどの症状が現れる頚椎症性脊髄症になることもございます。脊髄に圧迫が起こると便秘、排尿障害などの症状が現れます。また椎骨の変形により頭蓋内に行く動脈が圧迫されると、首を曲げた時などに血行障害が起こり、めまいを引き起こすこともあります
原因
椎間板は年齢とともに変性し、水分が失われて弾力がなくなったり亀裂が生じたりします。
頸椎は胸椎や腰椎に比べると運動の範囲や頻度が多いくストレスがかかりやすいので、これらの変性が進行しやすい状態にあります。
変形により骨棘が出来たり、頸椎の靭帯が肥厚していきます。
頸椎の動きが悪い中で動かす事により筋組織に過度な負担が加わり痛めたり、変形した頸椎が神経、脊髄を圧迫する事で痺れや麻痺などの症状がきたします。
治療
変形はストレスがある事で体が対応しようと変形が起こるのでその原因を取り除く必要があります。
姿勢や運動不足による筋力低下や柔軟性の低下、筋肉の緊張の増強での骨への負担の要因を取り除く施術をしていきます。
神経の圧迫による症状は基本的には保存療法が選択され、上記の治療を行い、経過を観ていきます。
筋力低下が著しい場合や、強い痛みで仕事や日常生活が障害されている場合は、手術的治療を行う場合もあります。
脊髄症の場合は、日常生活に支障をきたし、手の細かい作業が出来なくなったり、歩く時に手すりが必要なくらい症状が進んでいる場合は手術が選択されるようです。
骨へのストレスが増大する事で症状が起きます。症状を安易に考えていると、軽度で肩こりだからですまない事になる場合があります。
違和感や痛みはすでに損傷している可能性がありますので、気になった方はご遠慮なくご相談下さいませ。
【郡山市接骨院】きのした鍼灸接骨院
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