こんにちは!きのした鍼灸接骨院の木下です。
今回のテーマは「ランナー膝」についてです。
本来は、腸脛靭帯炎が正式名称で、別名でランナー膝と呼ばれています。
症状
ランニングの距離が長すぎたり、走っている時間が長すぎる事で膝の外側で腸脛靭帯の繰り返しの摩擦で炎症を起こし痛くなるものです。膝の外側に圧痛が存在し、初期は休むと痛みは消えますが、そのまま運動を続けると痛みは強くなり、休んでも消失しなくなってきます。
原因
ランニングによる膝の障害の代表です。
原因は膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外側上顆と接触して炎症を起こし、疼痛が発生します。
発生の要因はオーバーユースです。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要因が考えられます。
診断
グラスピンテスト:膝の90度屈曲から外側上顆を抑えて伸展していくと痛みが誘発されます。
治療
オーバーユースは保存療法が原則で、症状が強い場合は安静と運動の休止になります。
大腿筋膜張筋や膝周囲の筋の緊張を抑え、摩擦力を抑えます。
緊張を取り除くのに、ストレッチや手技療法、電気療法、超音波治療などが行われます。
片側の場合は骨盤の歪みや下肢のアライメント不良がある場合もあります。
痛みが強くなる前に治療をする事で、早く改善しますので治療を受けに行きましょう。
以上です。
お身体の悩みがございましたらご遠慮なくご相談下さいませ。
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